三次駅近くのホテルで宿泊し、三江線の始発に乗るべく三次駅方面へ歩きます。
↑駅前には謎のモニュメント。
と、言っても見えないですね(苦笑)
いつものようにGoogleストリートビューに頼ろうとしたのですが、まだ工事中で、モニュメントが完成していませんでした…。
という訳で心の目でみてください(笑)
このモニュメントは「三次鵜飼」をイメージしたものだそう。
三次の鵜飼はどこかのクイズ番組で出ていた気がします。ミラクル9だったかな?
↑三次駅
2015年2月28日にスタイリッシュな新駅舎となりました。
昔のコンクリートの重みのある趣はなく、清潔感のある利用しやすい駅です。
↑なんとセブンイレブンキヨスクもあります。
僕が来たときは当然閉じていましたが、6:30~19:00とやや朝型の営業時間です。
↑運賃表
運賃表(路線図)を撮る人は僕だけじゃないはず。
しかし江津まで描かれないとは…。どれだけ遠いかがよくわかります。
↑1番線ホーム
広島行きの始発列車が停まっていました。
しかし乗車人数は寂しいものです…。
跨線橋を渡って2、3番線ホームへ。
↑駅名標
もうまもなく"おぜきやま"の表示は無くなってしまうのです…。
↑さて、三江線には全駅に石見神楽の駅名標が設置されています。
三次駅は「土蜘蛛」。
有名なのかどんなのかよくわかりませんが、起点ということはそれなりに有名なのでしょう…。
↑2、3番線ホーム
ホーム上屋は木造で、戦前に造られたモノ。
少し補強などされていますが、駅舎リニューアルのとき壊さないでおいてあるのはポイントが高いです!
と、ここに乗る予定の列車がやってきましたよ
↑さて、三江線の旅の始まりです。
ここから三江線の目玉の駅ともいわれるあの駅へ行くのですが、途中で反対方向の列車との待ち合わせのある駅があったのでした。
その駅とは…
↑口羽駅でした!
↑口羽駅の神楽愛称駅名標は「神降し」でした。
その名の通り、神様をお招きする演目だそうです。口羽駅の由来である、「出羽川」の「入り口」と、神楽奉納の入り口の儀式である「神降し」との連想に由来するとのこと。
意外と神楽駅名標の由来、面白いですね(笑)
↑名所案内
かなり古そうですが…
一番上のゲンジホタルの発生地ですが、ホタルの飛ぶ季節は口羽駅からバスが出ているそうです。
しかもそのバスを手配しているのは地元の三江線応援団、「江の川鉄道応援団」と「三江線沿線魅力化プロジェクト」の方々。
バスの手配までして、お客さんをおもてなししようとなさる心には脱帽です…。
↑口羽駅での待ち合わせ時間は約28分とかなり長め。そのため、18きっぷの人々はこの待ち合わせ時間に運転手、および車掌さんに記入してもらう形になります。
実はここの口羽駅の待ち合わせでようやくそれなりの明るさになったのです。それまで景色は窓に顔をくっつけていないと見れないほどでした。
↑時刻表
やはり少ない…。江津方面の列車は口羽行きの列車が1本あるため、4本しかありません。
※3月17日からは口羽行きは廃止されています。
↑ホーム前景
ホームには番線表示はないですが、時刻表上は1番線(左)が三次方面、2番線(右)が江津方面です。
島式ホームにしては狭い作りですが、もともと三江南線時代の終着駅だった時代の名残でしょうか?
↑構内踏切を渡り、そとからホームを撮影するとこんな感じ。
背後の山々がローカル線の雰囲気を掻き立てます。
↑待合室
イルミネーションがつけられていて、暖かな雰囲気があります。
待合室に使用されている瓦は日本三大瓦の一つである、石州瓦が使用されています。三江線の沿線風景にもこの瓦が使用された民家が多く立ち並んでいます。
↑待合室内には駅スタンプや三江線全通記念きっぷのコピーなどが貼られていました。
三江南線の終着駅だったためか、三江線全通は記念すべき一大事だったと想像できます。
↑待合室内
かなり広々としてます。利用客が3人とは思えないですね…。
もっとも、昔はそれなりの人数が乗車していたそうですが、真横には国道7号線。
モータリゼーションの波に押されてしまいましたね…。
↑待合室を出て外をふらふらしているとバスがやってきました。
ここはそれなりにバス路線も通っていますからね。
三江線利用者は待合室から直接ホームに出ることはできませんが、バス利用者はすぐに乗ることができるので、もしかしたらバス乗客目当てだったのかもしれません。
待合室も最近建てられたそうですし…。
↑ホームから見える旗には三江線応援ポスター。
しかし廃止が決まってしまいました…。
↑駅前には片岡金六氏の石碑がありました。
この方は羽須美村村長として三江線建設のために東奔西走した方とのこと。
そういえば石碑といえば口羽駅近くに三江線全通記念の記念碑があります。
Googlemapにも載っているので皆さんぜひ行ってみてくださいね。
僕はそれの存在を知っていたのにもかかわらず行くのを忘れました…。
反対側から列車が来たので急いで乗り込みます。