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【新型HC85系一番列車】グリーン&普通車乗り比べ[HC85デビュー(1)]
2022年7月1日の名古屋駅、今日は特急ひだ新型車両がデビューします。 車両の形式はHC85系。1988年にデビューした既存のキハ85系を引き継ぐようにして名付けられました。   ...
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高山本線と名鉄の乗換駅、新鵜沼駅に来ています。
ここは犬山線の終着駅であるとともに、各務原線によって名鉄岐阜駅とも結ばれています。
これから県営名古屋空港へ向かいまして、福岡空港まで飛行機で飛びます。利用するのはフジドリームエアラインズです。
県営名古屋空港へのアクセスに便利なのが、名鉄犬山線の西春駅。
特急は止まらないので、名鉄名古屋駅からは快速急行以下の種別に乗る必要があります。
西春駅東出口からは、県営名古屋空港まで路線バスが発着しています。
本数は1時間に2本程度。今回はダイヤが合わなかったので、タクシーで向かうことにしました。
タクシーはいませんでしたが、電話で呼べば5分も経たずに来てくださいます。
何故か柱には新幹線の背面テーブルにある、車内案内のシールが貼ってありました。
タクシー料金は2000円程度でした。
元愛知県民ですが、県営名古屋空港を利用するのはこれが初めて。
2005年に中部国際空港(セントレア)が開港しまして、ほとんどの国内線と、全国際線の旅客定期便の運航を終了。こちらはサブ的な役割になっています。
フジドリームエアラインは名古屋から色んな所へ飛行機を飛ばしています。専用のチェックインカウンターもありまして、15分前までにチェックインの手続きが必要です。
搭乗7日前までに予約の、ひょいとe割で14410円でした。
SKYSHOPと一体に、なっているファミリーマート。統合前はサークルKとして運営しており、日本で最後まで残っていたサークルKでした。
保安検査を通りまして、待合所で待機。コンセントを備えた作業スペースもあって、かなり便利です。
フジドリームエアラインズはカラフルな機体が特徴的で、様々な色の飛行機があります。今回は代表的な赤色でした。
非常に簡素な搭乗通路を歩いていきます。とても空港とは思えず、小さな港みたいな感じです。
とても三大都市の空港とは思えない光景(笑)
階段を上りまして、機内へ入っていきましょう。
2+2の座席配置。
カクカクした革張り座席ではなく、包み込まれるような柔らかい座席でした。とても座り心地が良いです。
お客さんが乗り終えまして、飛行機は滑走路へ向かいます。
乗車率はほとんどの区画が埋まるくらい。金曜日でしたがそれなりの利用です。
航空自衛隊の飛行場も兼ねていますので、その機体を間近で見ることができます。
向こうではおそらく、新潟空港への飛行機が準備中。
名古屋~新潟は鉄道だと、特急しなのと北陸新幹線と特急しらゆきを乗り継ぎ。もしくは東海道新幹線と上越新幹線を乗り継ぎで、高くて不便なところ。飛行機なら一直線で行ってくれるので便利です。
右側に航空自衛隊小牧基地を見ながら、滑走路を走っていきます。
飛行機はどんどん加速を続け、名古屋空港を飛び立ちました。
名古屋市の郊外に位置し、内陸部のベッドタウンにある空港。
一軒家の密集がかなり目立つ他、大きな工場も沢山あります。
丁度眼下に見えたのは、名鉄犬山線の布袋駅。
2020年に高架化が完了し、2022年3月に留置線の建設も終えました。駅周辺では工事が続く様子が丸見えです。
岐阜県、福井県周辺の山を越えていきます。
日本海側まで来まして、リアス式海岸がはっきりと分かる若狭湾沿いを航行。
丹後半島まで西に向かいまして、天橋立の景観もはっきりと分かりました。
フジドリームエアラインズはANAやJALのような大手航空会社ではありません。しかし、サービスが非常に充実していることで有名です。
枕カバーでずっと目についていたのが、シャトレーゼの広告。甲府市に本社を置く洋菓子を中心とした食品メーカーです。
そして、機内ではシャトレーゼのデザートが提供されるのです。別に上級座席とかではないのに、これはビックリですよね。
「梨恵夢」というお菓子のバター風味。
ミルク餡をバター風味の生地で包み、しっとりした食感です。上品な感じも味わえる、素敵なお菓子でした。
離陸から30分経った11頃、兵庫県上空にいます。
機長さんからの放送が流れ、左手には淡路島、右手には鳥取砂丘が見えていると案内がされました。
主翼の先端部にもシャトレーゼの文字があります。
日本海沿いを行きまして、山口県萩市まで来ています。
山陰本線に沿って小串まで南下しました。
九州の上空に入りました。
宗像市上空を航行中、この周辺には2017年に登録された世界文化遺産『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』があります。
もっと遠くの養生に位置する沖ノ島は、世界遺産登録を機に条例で禁足地となり、神宿る島に相応しい存在です。
九州から志賀島へつながる陸繋砂州、海の中道が見えてきました。JR香椎線もこの細い所を走っています。
博多の港へ向かって、コンテナ船が向かってきました。九州で一番の大都市へ、その経済を支える大きな荷物が運ばれます。
港の近くには広大な福岡貨物ターミナルが存在。いくつにも線路が分岐し、アスファルトの敷かれた用地にはコンテナが並んでいる様子を確認できます。
まっすぐ進む鹿児島本線に向かって、篠栗線が合流。その先には乗換駅の吉塚駅がありまして、博多駅から1.8kmの隣駅です。
ちょっとしたビルからでも眺められそうな、都会の景色を楽しんでいたら、いつの間にか着陸寸前です。
あっという間に滑走路が機体を導いており、福岡空港に着陸しました。
ターミナルには大きなものを含め、様々な種類の飛行機が並んでいます。
航空会社というのはそれぞれに特色があって、とても面白いです。一つの路線であっても色んな楽しみ方ができる、これは鉄道には無い面白さだと思います。
ちょっとマイナーな路線を結ぶフジドリームエアラインズですが、また乗ってみたいなと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
「【AIRDO九州デビュー】北海道の翼が福岡→新千歳就航!初便搭乗記」
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【AIRDO九州デビュー】北海道の翼が福岡→新千歳就航!初便搭乗記[HC85デビュー(3)]
多くの人を魅了する北の大地、北海道。 内地と北海道を結ぶ航空会社として人気を誇るのが、北海道の翼AIRDOです。 フワフワっとした優しい雰囲気がとても好きで、すぐファンになってしまいました。 「【サー ...
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