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【Charge SPOT石垣→稚内】モバイルバッテリーを最南端から最北端まで日本縦断させてみた[花たびそうや(2)]

2022年6月26日

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Charge SPOTとはモバイルバッテリーのレンタル事業サービスです。

コンビニや駅などにステーションが設置されており、『どこでも借りられて、どこでも返せる』というのが特徴です。そして、このステーションは日本国内各地に設置されています。

 

それならば一番南から一番北まで運んでやろう、そう考えて沖縄にやって来ました。

 

沖縄本島にも沢山のCharge SPOTがありますが、もっと南にも設置されています。最南端のCharge SPOTがあるのは石垣島です。

まずは石垣島へ飛び立つために、那覇空港に来ました。

ここから搭乗するのは、日本トランスオーシャン航空。JALや沖縄県が株主の第三セクター航空会社です。

 

こちらの飛行機はジンベエジェット。水色に白の水玉模様がとてもかわいらしいです。

 

革張りシートで一般的な飛行機の座席と変わりなく、朝早くということもあり結構空いていました。

 

また、足元にはUSB充電ポートがついています。このことが放送でも案内されていました。

 

那覇空港には昨日乗ってきたソラシドエアや、スターフライヤーなど様々な飛行機が停まっています。おそらく沖縄県に来る9割以上の人はここに集結するので、同じように飛行機も様々となるわけです。

7:20 那覇空港 発

5月中旬で早くも梅雨入りとなった沖縄県、飛行機は暗い空模様に向かって那覇空港を飛び立ちました。

 

足元には透明度の高い海が広がっていましたが、すぐに雲の中へ入ってしまいます。

 

那覇~石垣は55分のフライトで、結構短め。そして日本本土よりも台湾の方が近くなっていることに驚かされます。

 

ドリンクサービスのコップにも、ジンベエジェットがデザインされていました。これは沖縄美ら海水族館とのタイアップとのことです。

 

雲の下まで降りてきまして、見えてきたのは多良間島。サンゴ礁からなる綺麗な丸い島です。

 

そしていよいよ石垣島が見えてきました。

空港より南側の白保海岸にかけて、サンゴ礁が島の南部を囲っていきます。



8:15 南ぬ島石垣空港 着

着陸すると機内は水色の間接照明で照らされまして、石垣島の言葉でお別れの挨拶が流れました。

 

南ぬ島石垣空港は2013年に開港した新しい空港で、市街地にあった石垣空港から移転しました。

石垣空港は滑走路が短く、東京や大阪を結ぶ路線は石垣空港時点での燃料を抑えるため、那覇・宮古での給油が必要だったのです。



ここからは1時間に2本ほど出ている路線バスで、市街地へ。

リムジンバス石垣空港線バスターミナル行きに乗車します。

 

20分ほど乗りまして、平得東にて下車。かつて石垣空港があったのはこの辺りです。

 

そこから海岸方面に10分ほど歩きまして、やってきたのは島野菜カフェリハロウビーチです。最南端のChargeSPOTはここにあります。

 

店内を見てみますと、大型のChargeSPOTが設置されていました。

 

スマートフォンにダウンロードしたChargeSPOTアプリで、ステーションに表示されているQRコードを読み込みます。

 

借りるをタップすると、自動的にモバイルバッテリーがカチッと出てきました。

 

これによって最南端での貸出が完了しました!

 

カフェ店内はアットホームな落ち着きがありまして、非常に暖かな雰囲気です。

 

ここではマンゴーワッフルを注文しました。メープルシロップもたっぷりかけまして、とても美味しかったです。

 

さて、それではこのモバイルバッテリーを携えて、最北端のChargeSPOTを目指しましょう!

 

石垣港ターミナルからは、竹富島や与那国島など各方面へフェリーが出港しています。

 

そんなフェリーターミナルからは、カリー観光の直行バスで空港へ。

 

30分ほどかけて南ぬ島石垣空港に戻ってきました。

 

空港ターミナル内ではロイズ石垣島のお土産が売っていました。

ロイズと言えば北海道のお土産、今回の旅にピッタリすぎますね。

 

それではモバイルバッテリーも、飛行機に搭乗です。



13:15 南ぬ島石垣空港 発

ソラシドエアは石垣島を飛び立ちました。

 

本来なら生チョコなので保冷剤をお願いするべきなのですが、すぐ食べるので断っていました。

と言ってもすぐに柔らかくなってしまうので、サッサと食べてしまいます。

 

あまりに生チョコを一気に食べたせいか、喉をイガイガさせながら、那覇空港へ到着。

 

14:10 那覇空港 着

この時間帯になると東京から来たのでしょうか、ANAの大きな飛行機が停まっていました。

 

ここからは連絡バスで輸送されていきます。



那覇空港では少しだけ時間があったので、少々寄り道。

沖縄唯一の鉄道、ゆいレールで1駅移動します。

 

やってきたのは日本最南端の駅、赤嶺駅です。

沖縄のモノレールを鉄道と認めない勢力もありますが、ちゃんと日本最南端にある駅になります。

 

せっかくなので、ここにCharge SPOTを連れてきたかったのです。

 

すぐに那覇空港駅へとんぼ返り。

ちなみにこの駅は日本最西端の駅で、この2つは結構簡単に行けてしまいます。

 

これから乗るPeachは出発30分前までにチェックインが必要です。

かなりギリギリでしたが、何とか発券。これに乗り遅れたら本当に危なかったです(笑)

 

ここからは1日1往復だけ運行されている、新千歳空港行きの飛行機に搭乗します。LCCとはいえ、結構利用者がいらっしゃってかなり驚きでした。

 

この便は国内線最長距離を結んでおり、現在は運休していますがANAも運行されています。

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しかし今回はLCCなのでこの窮屈さ。辺りには全く空席が無く、かなりシビアです。

 

30分遅れまして、飛行機は那覇空港を飛び立ちました。

 

那覇空港にて琉球コーラとパイナップルサンドを購入。せっかくならと沖縄らしいものです。

 

空には月が浮かんでおりまして、段々と夜になります。

 

19:20 新千歳空港 着

3時間20分に及ぶLCCのフライトを終え、北の大地に降り立ちました。

時間的には長いのですが、景色も変わり映えなくあっさりした移動です。

 

ボーディングブリッジに入った瞬間、ものすごく涼しい!沖縄から15℃くらい気温が下がっています。

 

新千歳空港駅の改札前で北海道の広さを見せつけられました。ここから最北端まで行かなければならないのです。

 

今夜最後は快速エアポートに乗車。

 

2駅先の千歳駅近くで泊まります。

 

早速やってきたのは北海道のコンビニ、セイコーマート。

 

北海道に来たならこれを食べずにはいられません。100円スパゲッティで夜ご飯としました。



おはようございます。朝の千歳駅前です。

生憎の雨ですが沖縄よりも過ごしやすく、気温は13℃です。

 

6:25 千歳駅 発

普通列車に乗車して、札幌駅を目指します。

 

快速エアポートなら追加料金が必要なuシートですが、普通列車での運行なので無料開放されています。

 

ここまで空を飛び続けましたが、本格的に地を這う鉄道の旅に連れて来られます。

 

新札幌駅には修学旅行生でしょうか、ホームにたくさんの生徒さんがいらっしゃいました。



7:10 札幌駅 着

非常に立派な北の大都市を見せつけられます。

 

ここからは特急宗谷で稚内へ。遂に最北の街の文字を見ることになりました。

 

札幌から乗換なしで稚内へ行ける列車は、1日1本だけです。

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7:30 札幌駅  発

特急すずらんと並走しながら、北海道一番の大都市を出発しました。

 

特急宗谷は5時間10分もの行程ですが、車内販売がありません。予め色々買っておかないと、大変なことになります。

また特急宗谷にはグリーン車を除いてコンセントがありませんが、ChargeSPOTがあれば安心です。

このバッテリーは目安として、1%から100%になるかならないかぐらいの充電ができます。

 

岩見沢駅のホーム上には、ソリをひく馬の像が立っています。

かつて岩見沢ではソリをひいて力や速さを競争する、ばんえい競馬が行われていました。

現在ばんえい競馬が行われているのは帯広だけですが、北海道特有の文化をここに残してくれています。

 

美唄市光珠内からは日本最長の直線道路と並走、これは滝川市新町まで29.2km続きます。

 

沿線には菜の花畑が広がっており、まだ北海道は春を迎えたばかりです。

 

旭川駅周辺の市街地に入る直前、左手には大雪山が見えました。

北海道最高峰の旭岳を有し、その自然は素晴らしいものです。



旭川駅にて2分ほど停車します。

非常に綺麗なデザインで、この明るさと開放感を高架駅に取り込むとは素晴らしいですね。

 

北都・旭川を高架線でもって走り出します。

 

今シーズンの役割を終えた除雪車の頭が、旭川運転所に並んでいました。

 

これまで穏やかな上川盆地を走っていましたが、列車は塩狩峠を超えることに。

ブレーキが故障して坂道を加速していく列車を、鉄道員の長野政雄が自らの体でもって車両を止め、乗客を救ったという話で有名です。

 

この話を基に三浦綾子の小説『塩狩峠』が生まれ、塩狩駅の近くには塩狩峠記念館があります。

 

わっさむ!

 

士別駅では稚内から来た、ラベンダー編成の特急サロベツと行き違いました。

あちらの列車は座席が新しかったり、ラウンジ車両が増結されていたりと、かなり快適な車両です。



名寄駅を出ますとこれより北、稚内まで市町村のは存在しません。

天塩川沿いを走行しまして、一気に最果て感を実感する車窓になります。

 

美深駅からは国鉄時代一番の赤字路線とされた、美幸線が分岐していました。

 

沿線の牧場では牛さんが草を食んでます。

 

北海道で一番人口の少ない自治体、音威子府村の音威子府駅です。その人口は770人(2018年)になります。

 

しばらくすると天塩川の対岸には、北海道命名の地を見ることができます。

 

現在走っている宗谷本線の駅は、非常に小さな駅も多いです。

その中でも一番特徴的に思うのが、ヨド物置を待合室にしている糠南駅。宗谷本線で一番の秘境駅と言われ、板張りのプラットホームから乗ることになります。

 

また、2021年春には13駅が一度に廃止

廃止された安牛駅は貨車を転用した待合室で、それが保存されています。



沖縄は少ないですが、全国には沢山の温泉があります。

その中で最北の温泉郷が、豊富温泉。

油分を含んだ独特な泉質が特徴とのことで、是非とも行ってみたいところです。

 

非常に良い雰囲気の木造駅舎を持つ抜海駅を通過。

漁村の玄関口となっていて、貝殻を使った駅名板が掛けられています。

 

その先では利尻富士が見えますが、残念ながら曇っているため見られず…。

 

晴れていれば「白い恋人」のパッケージにも採用されている、綺麗な山が浮かびます。

 

沖縄からやってきたCharge SPOT輸送の旅、遂に終わりが近づいてきました。

 

久しぶりに近代的な住宅が現れ、稚内の市街地に入ります。

 

南稚内駅に到着。最北のChargeSPOTはこの駅の近くなのですが、せっかくなのでもう一駅だけ。

 

終着駅は日本最北の駅、稚内です。

 

日本最南端の赤嶺駅、日本最西端の那覇空港駅に加え、日本最北端の稚内駅にも連れてきたことになりました。

ついでに日本最東端の東根室駅に行っても良かったですが、ついでなんて距離ではないので止めておきます(笑)

 

稚内市の気温は8.9℃。冬でもそこまで寒くないのですが、稚内はとにかく風が強いのが難点です。



乗ってきた特急宗谷は、特急サロベツ4号として折り返します。

これに乗ってお隣の南稚内駅へ戻ることに。

 

5分足らずで南稚内駅に到着しました。

入り口部分ではアザラシが、隣は日本最北端の稚内駅であることを示してくれています。

 

この列車は旭川駅まで4時間近くの旅を始めたばかり。

札幌から5時間走ってきましたが、まだまだ働き続けます。

 

稚内市の生活利用者は、稚内駅よりも南稚内駅を使う傾向です。

 

南稚内駅近くの国道40号にはロードサイド店舗が立ち並んでおり、賑やかな印象を与えられます。

 

さて、最北のChargeSPOT、それは『ドコモショップ稚内大黒店』です。

石垣島から2822km、遂にここまでやって来ました。あとはこれを返却するだけです。

 

バッテリーが入っていないところに差し込みます。

 

アプリにも通知が来まして、返却完了です。料金は660円になりました。

 

ChargeSPOTは全国各地に展開していて、かなり地方でもステーションが設置されています。モバイルバッテリーを持っていなくても、気軽に充電ができて便利なものです。

そして、この旅行をきっかけにChargeSPOTさんから、公式アンバサダーに任命していただきました。これからもChargeSPOTを使った企画を出来たらと思います。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

※店内での撮影は全て許可を頂いております

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