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青春18きっぷで北海道新幹線に乗車!オプション券を使って青函トンネルを抜ける[駅通過禁止!青春18きっぷ各駅停車で日本縦断(4)]

2021年8月15日

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駅通過禁止!青春18きっぷ各駅停車で枕崎→稚内 日本縦断

         

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青春18きっぷ各駅停車で日本縦断、5日目の朝です。

ガラス張りの新青森駅の中では新幹線が停まっているのが見られました。

 

駅のポストに乗っかっているのは三内丸山遺跡。世界文化遺産への登録おめでとうございます!

さて、本州と北海道を結ぶ鉄路は青函トンネルだけ。2016年春の北海道新幹線開通によって、基本的に新幹線と貨物列車しか走らなくなってしまいました。

しかし今回利用している青春18きっぷでは新幹線に乗れません。

そんな時、青函トンネルを通るためのオプション券があるのです。

やってきましたのは指定席券売機。

お得なきっぷを選択し、青春18きっぷのところを押します。

 

すると、青春18(北海道新幹線オプション券)というのが出てきました。

 

こちらが青春18きっぷ北海道新幹線オプション券です。

18きっぷ1回分の2410円よりやや高い2490円で、北海道新幹線を使って北海道へ渡ることができます。

 

しかし、新青森駅から新幹線に乗ることは許されていません。一駅先の奥津軽いまべつ駅まで行く必要があります。

 

というわけで在来線の改札へやってきました。

 

スタンプを押してもらい、今日も移動スタートです!



0603 新青森駅 発

奥羽本線の列車に乗って直交する新幹線ホームから離れていきます。



青森駅に到着しました。

新駅舎が開業してから昔の跨線橋の解体が進み、青森ベイブリッジまで視界が広がるようになっています。

 

0616 青森駅 発

ここからは津軽線に乗車。

 

駅を出ると小さな駅舎が特徴的だった西口も無くなってしまっていました。

 

車両センターには湘南ライナーやホリデー快速ビューやまなしとして活躍していた215系が停まっています。

 

左手には田んぼが広がっており、そこには北海道新幹線の高架が伸びていました。

北海道新幹線から津軽線を探すのは至難の業ですが、逆はとても簡単です。

 

津軽線は海峡線へ接続する路線であるため、北海道と本州を行き来する貨物列車にとって非常に重要な路線です。

 

路線内の駅名標には津軽海峡が描かれていました。

 

右手には下北半島と共に囲っている陸奥湾があり、すぐ近くで静かな波を見ることができます。



0658 蟹田駅 着

北海道新幹線が開通する前、海峡線には特急スーパー白鳥が走っていました。

青春18きっぷで津軽海峡を越えるとき、蟹田から木古内まで乗ることができたのです。

 

しかし蟹田駅に新幹線駅がない今、普通三厩行きに乗って更に先へ進まなければなりません。

こちらは春から運行を開始したGV-E400系、ピカピカの車体です。



0707 蟹田駅 発

貨物列車や折り返しの青森駅が出ると、こちらも出発していきます。

 

中小国駅に到着。小さな駅でありますが、JR東日本とJR北海道の境界駅です。

 

ここから先、新中小国信号場で海峡線は津軽線から別れていきます。

 

完全にそれぞれ別の線路で並行して走るようになりました。

 

その後海峡線は北海道新幹線の高架橋に合流していくのでした。

 

列車はその後、電波も通じない森へと入っていきます。

 

それを抜けると新幹線の駅舎が見えてきました。



0729 津軽二股駅着

同じように青春18きっぷで渡道する人が10人以上はここで下車しました。

オプション券を利用する人がこんなにいるものなのかと軽く驚きです。

 

すぐそこにあるのが新幹線の奥津軽いまべつ駅です。

右側に見える通路を通って行くことになります。

 

これは新幹線の秘境駅と呼ばれ、1日の利用客数は26人です。

 

このように隣り合っているのにも関わらず乗換駅ではなく、ただ近くにある駅同士という扱いになっています。

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それでは新幹線の改札へ入ってみましょう。

青春18きっぷと北海道新幹線オプション券を有人改札に差し出します。

 

オプション券の新幹線の欄にスタンプを押してもらいました。



0812 奥津軽いまべつ駅 発

新幹線に乗車しました。この車両に乗っているのは2、3人くらいです。

 

青函トンネルに入り、いつもどおり竜飛定点、吉岡定点に注目しながら通過していきます。

 

そして北海道に上陸しました。

 

湯の里知内信号場を通過。

新幹線開通前は津軽海峡線の知内駅があり、津軽今別駅(今の奥津軽いまべつ駅に値する)と同じくらいの規模でした。

 

向こうには函館の海が見えており、新幹線はそこから離れていくものの、18きっぷルートはそれに沿うことになります。



0846 木古内駅 着

オプション券で新幹線に乗ることを許されるのは木古内駅まで。

 

同業者の方々もどんどん降りていきます。

一方、木古内駅の新幹線の利用者数は52人(2019年)で、2番めに利用客が少ない新幹線駅です。

 

さて、ここからはJRの在来線は走っていません。

しかしオプション券を使うと、北海道新幹線とセットでもう一つ乗れる路線があります。

 

それが新幹線開業とともに第三セクターへ移管した道南いさりび鉄道です。

オプション券を使うとき、北海道新幹線と道南いさりび鉄道は同じ日に乗らなければなりません。

昨日新青森駅で終わったのは道南いさりび鉄道の最終列車が早く、木古内駅から先へ行けないためだったのでした。

 

木古内駅は海峡線と江差線が合流した3方向へ伸びる鉄路の集約地でした。

今では板で塞がれて4、5番線しか行けなくなっていますが、かなり重要な地点であったことが分かります。

 

乗車するのは急行色に塗られたキハ40系です。

道南いさりび鉄道ではJR北海道と同じ萌黄色の車両が走っていましたが、今では様々な色に塗装されています。

 

北海道新幹線を追いかけて、海峡線からは貨物列車がやってきました。

この後は道南いさりび鉄道を抜けて道内各方面を走ることとなります。

 

0905 木古内駅 発

青春18きっぷを携えた人々を乗せ、自然の風を車内に送り込みながら列車は走っていきます。

 

札苅駅手前の個人宅は春になると一面芝桜。

縞模様が見事で、乗客を魅了します。

 

途中駅には江差線時代からの駅舎が並んでおり、歴史を感じさせるものです。

 

さらに列車から見下ろすようにして、海の景色が広がります。

地形に合わせた道のカーブも合わせて非常に綺麗です。

 

途中駅では貨物列車と行き違い、かなり頻繁にやっできていることが分かります。

 

あちらは函館山、てっぺんは少し隠れていますが、いさりび鉄道のシンボルとも言えます。

 

トンネルを抜けると雲が晴れていて、一気に爽やかな夏の景色になりました。

 

上磯には太平洋セメントの工場があって、かなり堂々とした雰囲気です。

 

いよいよ列車は五稜郭駅に到着。このきっぷのおかげでJRのところまで来ることができました

 

1007 五稜郭駅 着

ほとんどの人は函館まで行きますが、僕は五稜郭駅で下車。

 

オプション券を持ち帰りたいと申し出たところ、スタンプを押していただけました。

使用した方でよくあるのがいさりび鉄道に押されず歯抜け状態というもの。やはり押して貰ったほうが使用感があって良いですね。

 

さて、いよいよ北の大地を青春18きっぷ各駅停車で行きます!

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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