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他社の車両を使ってライナーを運行!しらさぎ車両のホームライナー大垣 乗車記

2021年3月27日

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JR東海ではホームライナーがいくつか運行されています。

今回ご紹介するのは東海道本線のホームライナー大垣です。

 

普段は関西本線が発着する11番線に列車が入線しました。

 

この列車は金沢から名古屋に到着したしらさぎ号が熱田まで回送、その後大垣へ送り込むついでに運行されています。

 

ちなみに後続のホームライナー大垣3号に関しては、しらさぎ号として名古屋駅に到着した後そのまま折り返し、大垣へのライナーになっています。

この列車の面白いのは、車両はがJR西日本なのに対し、運行区間はJR東海管内で完結しているところです。

いくら回送のついでとは言え、JR西日本のもので稼がせてもらっているJR東海。お互いどのようなやり取りになっているのか、ちょっと気になりますね。

 

使用されている車両は683系、当然ですが普通のしらさぎ号と変わりません。

 

乗車整理券は330円で、あらかじめ券売機で購入するか、車内で買うことになります。

 

乗車整理券を差し込む場所はないので、車掌さんが分かりやすいところに置いておきましょう。

 

停車駅は尾張一宮、岐阜、穂積、大垣。

通常の特別快速の停車駅から西岐阜駅を除いただけです。

列車は名古屋駅を出発しました。

利用者はどれくらいいるのかと思いましたが予想より多く、この車両には10人程度いらっしゃいました。

330円かけて乗る人がこんなにいるのかと少々驚きです。

 

名古屋駅を出発すると、車掌さんによる検札が行われます。

ホーム監視をする車掌さんと検札の担当をする方は別でいらっしゃって、かなり人員確保がされているようでした。

もしかしたら大垣へ社員さんを送り込むのを兼ねているからかもしれません。

 

夜間ライトアップされている清州城の横を通過。

 

特急しらさぎ号も停車する、尾張一宮駅に到着しました。

 

この列車は快速列車ですから、青春18きっぷで乗車も出来ます。

 

+330円で足元広々、リクライニングシートも堪能できるなんてとても素晴らしいことです。

 

列車は速度をぐんぐん上げて、110㎞/hにまで到達。

ここまでスピードを出すとは思っていませんでした。



木曽川を渡って岐阜駅に到着しました。

ここで降りる方が多くいらっしゃって、半分くらいはいなくなってしまいました。

20分ほどの乗車でも利用する方はいるのですね。

 

岐阜駅を出発すると乗車整理券が回収されていきます。

どうやらお願いすれば持ち帰りもできるそうですが、このように回収されるのはホームライナー大垣だけです。

 

特別快速とは異なって岐阜駅のお隣、西岐阜駅を通過しました。



一方で穂積駅には停車します。

しらさぎの683系が穂積駅に停車するのはホームライナーだけです。

 

名古屋から30分、終点の大垣駅に到着しました。

利用状況としては、名古屋から乗って半分は岐阜駅で、残りは大垣で下車されるようでした。

 

帰宅時間帯に混雑する岐阜方面の快速列車。その一方で快適に移動できるホームライナーは重宝されているみたいです。

 

ちなみにホームライナー大垣は翌朝、名古屋駅へ向かうホームライナー大垣2号・4号として走ります。

 

特急しらさぎのもう一つの顔として気に入られており、これからも多くの通勤客を乗せていくことでしょう。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

参考
【JRライナー全まとめ】ライナーを特急にせず残す鉄道会社がありました

  ライナー列車とは追加料金を支払うことで、特急列車を中心とした快適な車両に乗ることが出来る、通勤者向けの列車です。 都心と郊外の車両基地を回送する特急列車に、お客さんも乗せてしまおうという ...

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