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【うどん空港】四国からソウルへ出国してみた!高松空港が面白い

 

四国の各県には1つずつ空港があり、高松空港と松山空港には定期国際線も就航しています。

韓国へ出国するにあたり、高松空港〜仁川国際空港を使ってみることにしました。

 

こちらは朝の高松駅。今回の飛行機は、東京からの寝台特急サンライズ瀬戸で来ても、乗ることができます。

 

高松空港へは、飛行機の時間に合わせてリムジンバスが走っています。

 

高速バスのりばではなく、駅前広場と隣接した路線バス3番のりばから出発です。

 

今回は余裕を持たせて、7:48発の便に乗車します。

羽田行きに接続する便ということもあってか、満席でした。

 

そのため、途中の停留所から乗りたい方は、次の便に乗車することに。

それでも高松駅7:48発に続いて、7:51発、7:54発、7:57発が設定されているので安心です。



8:31 高松空港 着

40分ほどバスに揺られ、高松空港に到着しました。

香川県のポケモン、ヤドンラッピングのリムジンバスもいます。

 

高松空港はかつて市街地の、高松市林地区(サンメッセ香川のあたり)にありました。

しかし滑走路が短く住宅が近くにあり、プロペラ機しか使えなかったことから、1989年に現在位置へ移転しています。

 

1992年に国際線ターミナルがオープンし、現在のように国際線が就航しています。

 

国内線に関しては、ANA・JAL羽田便、JetStar成田便、ANA那覇便があります。

今回利用するのは、jinair(ジンエアー)。大韓航空の傘下にあるLCCです。会社名は、大韓航空を有する財閥「韓進(ハンジン)」から取られているそう。

 

日曜日発で、料金は約8,000円。関空発のLCCと同レベルで、かなり安く抑えられます。

 

JINAIRはLCCでありながら、15kgまで荷物を預けられるのが良いところです。カウンターで搭乗券発行後、そのまま預けます。

機内持ち込み可能な荷物も10kgまであり、ハンドバッグなどの追加持ち込みも可能です。



再び来ることがあるか分からない高松空港、色々見て回ったら面白いものを見つけました。

お遍路さんの格好をしたピクトグラム、奥には着替えスペースがあります。

 

四国八十八ヶ所霊場の巡礼といえば、白装束が正装。空港から巡礼へ出発できる、設備が整っています。

 

特に巡礼者じゃなくても着替えに使って良いと思いますが、地域柄を表しているのが良いですね。



そんな地域柄を表しているのは、他にもあります。

こちらは2階にあるファミリーマートと、香川県内各自治体を紹介するブース。

その中に高松空港一番の名所があるのです。

 

それがこちら、空港だしです。

 

ものすごく家庭感あふれるシンクの蛇口から、うどん出汁が出てきます。

カツオブシの味をガツンと味わえる、これぞ讃岐うどんって感じの出汁でした。

 

最近は中止してしまっているようですが、通常ならお土産屋さんの近くで冷たい出汁も味わえるそう。温かい方はかなり熱々だったので、お子さんは注意です。



高松空港からは、意外と多くの国際線が出ています。

仁川(ソウル):JINAIRとAIR SEOUL | 毎日

浦東(上海):春秋航空 | 火木土日

桃園(台北):中華航空 | 火水木土日

香港:香港エクスプレス | 月水木金日

4都市へ向けてそれぞれ1往復結んでいます。

 

出国審査を受けまして、「TAKAMATSU A.P」と書かれたスタンプが押されました。

なかなか四国から出国する機会は無いと思うので、大事にしたいですね。

 

制限エリア内には、全国のお土産などを販売している免税店もありました。

 

10:40、JINAIRソウル行きの搭乗手続きが開始。

 

「いってらっしゃい」を意味する、「いってきまい」の文字に送られます。

 

使用機材はボーイング737。

ブリッジには、うどん県の県章が描かれていました。

 

機内は3+3の座席配列です。韓国人の方がやや多いかなという印象でした。

 

避難用設備の説明を受けつつ、滑走路へ動き出します。

少し後に出発する、エアソウルも停まっていました。

 

高松空港は標高185mと、割と高所に位置します。

そのため霧が発生しやすい上、滑走路東側が険しい谷になっていることから、視界不良による引き返しやダイバートが起こることも。



11:05 離陸

「さぬき」のフラワーガーデンに見送られつつ、西へ向かって飛び立ちました。

滑走路に隣接して「さぬきこどもの国」があって、細長い公園などを目にすることとなります。

 

離陸してしばらくすると、飛行機は北へ曲がります。

 

高松自動車道を走っている時に目を引く、丸っこい飯野山を見下ろします。

 

3分ほど経ったところで、瀬戸内海が見えてきました。

本州と四国を繋ぐ本四備讃線へ向けて、線路が三角形を作っているのが分かります。

 

大きな吊り橋と、途中にある与島も見られました。

 

倉敷市玉島地区の臨海工業地区が見え始めたところで、飛行機は厚い雲の上へ。景色は見られなくなりました。



日本海を渡りまして、30分程眠っていたら…

シートベルトサインが点灯しまして、韓国上空を航行中。

四国から韓国って、東京どころか大阪よりも近そうです。

 

韓国独特の、ギザギザした集合住宅が現れました。

 

朝鮮半島を挟んで反対側、大陸と陸続きの九峰島が見えてきます。

 

海上を飛んでいると滑走路が現れ、仁川国際空港に着陸しました。



12:15 仁川国際空港  着陸

大韓航空の水色機体がたくさん集まる、第二ターミナルへ向かいます。

 

その一角には、今回利用しているJinairの姿が。

 

入国手続きに1時間ほどかかりましたが、無事韓国に入国できました。

なんとなく交通の便が悪そうに感じる四国ですが、空を飛んでしまえば隣国まであっという間。料金が安いこともありますので、ぜひ利用してみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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