JR東日本 千葉

【夜通し営業駅】終夜運転と臨時特急で深夜も賑わう!?千葉駅&成田駅を観察

2024年1月1日

あけましておめでとうございます。

西船橋駅で総武線各駅停車の扉が閉まったところで、2024年を迎えました。

大晦日からお正月にかけての終夜運転が行われる時だけできる、東京最長大回りの途中。

特に初詣で多くのお客さんが移動される千葉駅、成田駅は眠らない駅になります。

地方駅でありながら成田山新勝寺への初詣客を迎えるため、1年の始まりから元気な駅。臨時特急や終夜運転が行き交い、休憩用車両も設けられる、千葉県の様子を見てみましょう。



西船橋駅より乗ってきた電車は、千葉駅で折返し0:30発の各駅停車三鷹行きになります。

通常であれば0:31発の津田沼行きが最終なのですが、今日は0:30発の三鷹行きで運行区間を延長。

さらに、0:56発の三鷹行きも設定されています。

 

千葉駅の改札内は駅ナカが非常に充実しています。

とは言っても流石にこの時間では、ほとんどシャッターが閉められている状態。

 

その中では初売りに向けて納品が行われたり、福袋の準備がされていたりしました。

 

改札外の駅ビルとしか思えませんが、エスカレーターを登った先には本屋さんや無印良品なども。

 

今回のルートだと、営業時間内にここまで来ることは難しかったですが、大回り乗車でも重宝しそうな駅です。



0時を過ぎて、お店が全て閉まっているのは当然かと思いきや…

NewDaysはまだ開いています。

 

なんと大晦日から元旦にかけて終日営業するとのことです。

24時間営業のNewDaysなんて、初めて見ました。

 

外から撮影する限り、商品もお正月にちなんだ品揃え。

ホットスナックこそ売っていませんが、十分ありがたいです。

 

現在発車標に表示されている限りでは、深夜運行される列車は3本です。実際には臨時特急含め、この後に何本か運行しています。

 

時折当駅止まりの列車が到着すると、その度にコンコースが降りられた方で混雑していました。

そのまま回送列車になるので乗車できないため、発車標にはJRマークが表示されているのでしょう。



2番線からは0:56発の総武線各駅停車三鷹行きが発車します。

これが出ると総武線津田沼方面は、3:16発の水道橋行きまでありません。

ありませんと言いましたが、この時間に終夜臨時列車として設定されているのはありがたい限り。

 

エスカレーター近くの車両ですと、ロングシートの座席がほとんど埋まっています。

 

少し端の車両になるとまばらですが、終夜臨時列車の設定はかなり意義があるようです。

 

出発を見送りまして、4番線ホームには209系電車が停車している様子が分かります。

 

しばらくすると、5番線ホームにも209系の回送列車が到着しました。清掃の方が運転席から乗り込まれます。



再び1番線ホームに、総武線各駅停車が到着。

やはりこの列車からも、沢山の方が改札へ向かわれていました。

 

一方で、秋葉原方面への折り返し列車は3時台までありません。



そのため発車標に列車名が表示されているのは、1:20発の快速成田行きだけに。

成田行き臨時列車は、東千葉駅には止まりません

逆に東千葉駅以外は、全ての駅に停車します。

 

10番線の発車標には、2:52発の特急犬吠初日の出1号が表示されていました。

列車名こそ出ていないものの、5両編成で成田経由と交互に出ています。



それでは1:20発の臨時快速成田行きに乗車します。

列車は209系電車を使用しており、顔の帯は白く色褪せていました。

 

各車両に数人程度立ち客がいるくらい、年が変わってすぐに成田へ初詣される方も、かなり多いのですね。

 

運転台にもしっかり深夜の時刻で、表示がされていました。



1:20 千葉駅 発

深夜1時過ぎ、臨時快速列車が成田駅へ向けて発車しました。

 

唯一通過駅になっている東千葉駅。

ホームは明るいままですが、おそらく千葉駅から近いので深夜に駅を開ける必要がないと判断されているのでしょう。

 

車掌さんより、新年の挨拶から始まる放送がなされました。

 

途中駅でも下車される方が結構多く、単純に都心部から帰る方もいらっしゃったようです。

発車標にはそれぞれの到着時刻が記されています。

 

佐倉駅には255系電車が停車中。おそらく普段から夜間滞泊がここで行われているのでしょう。

 

この列車は209系電車2100番台。

意識したのかどうか分かりませんが、2124の編成になっていました。

 

到着時も新年の挨拶、非常に丁寧な車掌さんでした。今年もJR東日本さんにはお世話になります。



1:50 成田駅 着

屋根のあるところは明るいものの、端っこは暗く顔も潰れている様子。

 

この列車は折り返し、2:10発の臨時快速千葉行きになります。

 

改札内コンコースもかなり賑わっており、中には外国人観光客の方も多数。

 

発車標には乗ってきた列車の折り返し、2:10発の臨時快速千葉行きが表示されていました。

 

終夜運転は成田〜千葉のみ、2:10発と3:55発の設定が案内されています。

そのほか、3番線ホームに停車中の列車が、待合室として開放されているとのことです。

 

改札内にも待合室はありますが、確かにこの繁忙期基準では窮屈。

 

深夜2時前の時点で多くの方がおやすみなさっており、年越し大回りの常連さんが3割ほど占めていた印象です。

 

ボックス席こそ埋まっていましたが、2人掛けのロングシートに腰掛けます。



2:10、千葉行きの臨時快速が出発していきました。

成田山の初詣を終えた方で、座席は全部埋まるくらいの混雑度です。

 

空白が多いなと思っていた発車標ですが、始発列車からの案内に。一方で、臨時特急の表示は出ていません。

発車時刻が近づきますと、発車標に「犬吠初日の出」の文字が表示されました。

 

計3本設定されていまして、香取神宮がある佐原も付記してあります。

 

3:18発の犬吠初日の出1号が到着。こちらはE257系による運行です。

 

ヘッドマークもしっかりLEDで、列車名が書いてありました。

 

そして3:35発の犬吠初日の出3号。鉄道ファンとしてはおそらくこの便が人気のはずです。

 

こちらで使用されているのは、2021年春のダイヤ改正で定期運用から撤退した、国鉄185系電車。

それから数多くの臨時特急で走っており、今回も充当されています。

 

3本設定された中で、この便は早くから満席になっていました。

 

千葉から臨時快速が到着し、折り返し3:55発千葉行き快速になります。

 

やはりロングシートは全部埋まっている状態です。



4:05発の犬吠初日の出5号が到着。

2024年春のダイヤ改正で定期運用から引退する、JR東日本最古の特急車両、255系電車です。

 

こちらの行き先方向幕は、「特急」のみの表記でした。

 

ずっと6番線ホームに停まっていた、常磐線直通列車に灯が灯ります。

 

4:47発で定期列車では一番早い便となります。

 

エスカレーターから離れれば空席が目立ちますが、早朝にしてはかなり多くのお客さんが利用されていました。

 

そして休憩用車両だった3番線ホームの209系も、4:58発の普通千葉行きの定期列車始発に。

 

そして調査行きの普通列車で、深夜早朝の成田駅を後にしました。

年越し最長大回りを実現できるのは、夜通し営業してくださっているからこそ。本来の目的ではないながらも、この深夜でも、多くの参拝客がいらっしゃることを確認できました。

1年の始まりからいつも以上に交通網を支えてくださっている方々に、感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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