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【日中代行バスに】山形新幹線のアプローチ線建設!福島駅のボトルネックとは…?

 

福島駅は東北新幹線と山形新幹線の分岐駅です。

 

新幹線の発車標には、やまびこ・つばさが連結されている表示も出ています。

 

山形新幹線は奥羽本線の線路を使用するミニ新幹線。

一方で奥羽本線の普通列車は本数が非常に少ないです。

 

そんな奥羽本線は今回のダイヤ改正で、福島〜庭坂が運休となりました。

 

一体なぜこのようなことが起きているのか、それは福島駅の構造にあります。

まずは福島駅の新幹線ホームへ。

2つの島式ホームが並ぶ構造。はやぶさ号はその間にある通過線を走行します。

 

一番外側の14番線にはやまびこ・つばさ号が入線してきました。先頭は山形新幹線つばさ号の方になっています。

 

つばさ号は東北新幹線やまびこ号との連結を外しながら、発車していきました。

 

続きまして、やまびこ号も同じ方向へ出発していきます。

 

北方向の線路を見てみると、左側へ分岐しているのが山形新幹線、まっすぐ進むのが東北新幹線です。

こちらに福島駅の線路配列の図を示し、問題になっている点を説明しています。

山形新幹線と東北新幹線の連結・解結は方面に関わらず一番上の14番線を使用します。

赤い線で表しているのは東京方面の上り列車が通るルートです。

仙台からやってきたやまびこ号は分岐器を使って14番線へ、山形新幹線つばさ号と連結して再び上り線へ戻ります。

この時注目すべきなのが、下り線(仙台方面)の線路も通っていること。これが東北新幹線ダイヤ上のボトルネックなのです。

これでは山形新幹線が遅れただけでも、東北新幹線上り線→東北新幹線下り線→北陸・上越新幹線の順に遅れが波及してしまいます。

 

そこで、山形新幹線上りアプローチ線を建設。

これが完成すると、東京方面の山形新幹線つばさ号はオレンジのルートを通り、東北新幹線下りの線路に干渉しません。

これによってダイヤ上の柔軟性が改善され、遅れについても最小限に抑えることが可能です。

 

現在使われていない11番線ホームですが、工事完了後は上り山形新幹線がここで連結。東京方面へ発着します。



続きまして、この線路を上から見てみましょう。

こちらはイオンシネマ福島の屋上駐車場です。東北新幹線から奥へ山形新幹線が分岐しているのがわかります。

そして、地上の線路で山形新幹線の方へカーブしているのが、奥羽本線となります。

先程の状況を上から見てみましょう。福島駅で解結を終えたつばさ号は、山形新幹線の方へ向かいます。

その後、東北新幹線やまびこ号は北上していきました。

 

奥からカーブして福島駅へ向かう山形新幹線の高架ですが、カーブしはじめの辺りで上りアプローチ線が分かれ、東北新幹線の高架下をくぐって福島駅へ向かうと考えられています。

こちらは奥羽本線と山形新幹線の接続地点です。



今度は奥羽本線の普通列車に乗って、山形方面へ向かってみましょう。

ダイヤ改正で昼間の列車が運休になったため、現在はこの列車も代行バスになっています。

 

通常、在来線の列車は狭軌(線路幅1067mm)なのですが、ここでは線路幅が広いものを採用しています。

新幹線の車両を走らせるため、標準軌(線路幅1435mm)にしなければならなかったのです。

 

このホーム足元には、とれいゆつばさの停車位置案内が貼られています。



列車は福島駅を発車します。

山形方面へカーブしていきまして、東北新幹線の高架をくぐります。

 

そして福島駅の高架から降りてきた山形新幹線が近づいてきます。

 

その先の地上部分で、山形新幹線と合流しました。

 

代行バスの区間はここ庭坂駅までとなっています。



ここから板谷トンネルに向かってカーブ。

庭坂駅〜関根駅の区間にはそのまま真っ直ぐ貫く、新板谷トンネルの計画があります。

急勾配や急曲線の多いこの区間、最高速度が55km/h以下に抑えられるところもあります。その上、大雪など自然災害の影響を受けやすく、遅れや運休が生まれます。

これを解決する新板谷トンネルの延長は23.1km、新線は庭坂駅~関根駅24.9kmです。

 

トンネル建設は設計5年・工期15年、事業費は1500億円の見積もりが出ています。

これが実現すれば、東京~山形の所要時間は10分程度短縮される見込みです。

 

こちらは現在の板谷トンネル。

かつては4連続スイッチバック(進行方向を変えるジグザク走行)があり、それほど勾配のきつかった区間だったということが分かります。

 

その先も渓谷を鉄橋で渡っていきます。

 

廃止された秘境駅・赤岩駅には、こんもりと雪が積もっていました。

 

板谷駅に到着。

この辺りはスノーシェッドの中にホームがある駅が続きます。



峠駅も同じような構造をした駅です。

ホーム上には駅弁の立売のように、何やら箱を持った方が立っていました。

 

ちょっとだけ停車している間にホームで買えるのが、名物とされる『峠の力餅』です。

かなりボリュームのある大福となっています。

 

峠を越えた後は街なかに入りまして、終点の米沢駅に到着です。

 

福島県沖地震の影響で、現在山形新幹線は福島駅在来線ホームから発着するのみとなっています。

このアプローチ線の完成によって、東日本全体の新幹線ネットワークの安定した輸送へつながることを期待したいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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