JR西日本 滋賀

大雪対策で通過線にホーム新設 近江塩津駅0番のりばが作られた理由

 

ここは北陸本線と湖西線の分岐駅、近江塩津駅です。

ホーム構造としては、2つの島式ホームが並んでいます。

 

そんなホームに隣接して、2021年12月20日から0番のりばの使用が開始されました。

 

2021年4月時点でも建設が進められていた、このホーム。一体何のために作られたのか、現地の様子も交えてご紹介します。

まずは、なぜ0番線が建設されたのか、ご説明しましょう。

こちらは近江塩津駅の構造を表したもの、1〜4番のりばは地下通路で結ばれており、赤い四角が0番のりばです。

この先列車の動きを、

湖西線堅田・近江今津行き/敦賀行き

北陸本線米原行き/敦賀行き

で表しています。

暖色系が湖西線、寒色系が北陸本線で、それぞれのメイン色が上り方面です。

 

通常、近江塩津駅では北陸本線と湖西線を相互に乗り換える際、対面乗り換えができるよう、分岐器を利用して列車を走らせています。

例えば湖西線の近江今津・山科方面は1番乗りば、米原から来る北陸本線当駅止まりの列車は2番のりばに入線。これによって、米原・長浜↔湖西線の乗り換えが簡単になります。

一方で、分岐器を多用するこの運転方式には、副作用もあります。

これまで近江塩津駅では、雪が詰まって分岐器が動かなくなることを防ぐため、降雪時は一定方向に分岐器を固定していました。

しかし、このとき敦賀方面の湖西線の列車はホームの無い通過線を走るため、湖西線の列車からの乗降・米原方面への乗換えができませんでした。

 

そこで通過線に新設されたのが、0番のりばホームです。

分岐器を固定した場合の列車の動きはご覧のとおり。2番のりばは使用を停止し、その役割を0番のりばが担います。

乗り換えは多少不便ですが、降雪時でも列車の利用が可能になりました。



それでは実際に0番のりばを見てみましょう。

使用できるのは分岐器が固定されるときだけ。しかし、屋根からは0の文字がしっかり記されています。

 

ホームの長さは約80mで、有効長は4両。幅は約1.5m〜2mとかなり狭いです。

 

後ろにスペースがあるのにこれほど狭いので、このことが発表されるまでは、業務用ではないかと言われていたほどです。

 

外から見てみると、暗いですが駅舎の横に何やら建物が立っています。

 

これは0番のりばホームの出入り口です。

 

既存の駅舎から0番のりばですホームへ通路を作るには、地下通路を通すなど大規模な工事が必要です。

駅舎の外で別に作られたのは、自然なことのように思います。

 

0番のりばを使用するのは、大雪によるダイヤ乱れが見込まれる場合のみ。これについては事前に JR西日本のホームページや駅の掲示などでお知らせされるとのことです。

 

そんなに楽しみにするものではないかもしれませんが、このホームに降り立つことがあれば、ちょっと嬉しいですね。



今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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