-
【廃線跡活用ひたちBRT】日立電鉄より便利に!完全バス会社のBRT路線へ[2021東北ローカル(11)]
BRTはバス高速輸送システムと呼ばれるものです。バス専用道を整備することで、定時性・速達性を確保します。 かつての鉄道路線を活用したところも多くありますが、線路を一度剥がして道路を整備すると費用が大き ...
続きを見る
日光は首都圏から近く、手軽に来られる場所として多くの観光客がやって来ます。
日光までは、JRと東武で結ばれています。特に頭部は首都圏から魅力的な特急列車を運行。
東武は特急スペーシアの新型車両N100系を2023年に導入予定と発表しました。
これから向かうのは東武日光駅から2駅、下今市駅です。
下今市駅から伸びる東武鬼怒川線には、SL列車が運行されています。
大手私鉄がSlを運行させるというのは珍しいところ、これを実現させられたのは多くの鉄道会社からの協力があったためです。
レンガ積みの車庫前に置かれた転車台は、JR西日本の長門市駅にあったものです。
ちなみにここは改札内、この広場があまりに開放的で、そのことを忘れてしまいます。
SLが車庫から出てきました。そのまま真っすぐ駅の方へと入っていきます。
出庫してきたSLはホームに入る前、一旦引込線で待機していました。
このSLはJR北海道からやって来たもの、側面には苗穂の文字が書かれています
かつてSLニセコ号として走っていましたが、現在はこのように東武へ貸し出し中です。
14系客車・12系客車はJR四国から来たものです。
ホーム上には液晶の発車標、最新の案内方法にSLの表示という中々なギャップを感じさせられます。
入替が完了しまして、ホームに進入してきました。
機関車の後ろに連結された車掌車8749は米子から基たもの、もう一両の8634はJR貨物からです。
ホームでの停車時間は結構短め、すぐに乗り込みます。
他のSLと同じようにお子さんが多く、座席も8割位は埋まっている様子でした。
急行形客車なので、リクライニングなんかも備えられています。
整備士さん達に手を振られながら、ゆっくりと出発していきました。
SLは外からの注目を浴びるもの、いつもたくさんの人が、こちらに向かって手を振ってくれます。
この日は快晴だったので、川の色も非常に濃く鮮やかでした。
東武鬼怒川線の駅に掛けられた駅名標の字体は、レトロなものが揃っています。
SLの運行に合わせて変わったのでしょうか、そのイメージにピッタリです。
左手に見える倉ケ崎SL花畑には、ハート型の池や富士山などがあります。
コスモスや菜の花が咲くようで、撮影場所にもなっているようです。
車内では観光アテンダントさんによるおもてなしが行われています。
車内ではカメラを持った係員さんが、グループごとに写真を撮影してくれます。観光地でよくある、気に入ったら購入する方式です。
また、ワゴンによる車内販売も行われます。
メニューはこちら、SLグッズからアイスまで揃っていました。
また、アテンダントさんからは通信風のパンフレット、記念乗車証も頂けます。
大桑駅周辺には、アテンダントさんと地元住民の方が協力して整備した、フクロウの森があります。
新高徳駅では丁度スペーシアがやって来ました。
あちらは何だかおもちゃ感があって、遊び心が感じられるデザインです。
唯一の途中停車駅は、終点から1駅の東武ワールドスクウェア駅です。
駅前には東武の子会社が運営する東武ワールドスクウェアがあります。
世界の有名な建造物や風景を再現した、ミニチュアパークです。
ほどなくして、終点の鬼怒川温泉駅に到着していきます。温泉旅館らしい建物も見られました。
ホームにはJR東日本の特急日光が停車中。かつて成田エクスプレスで使用されていた真っ赤な車両です。
そして、鬼怒川温泉駅にはもうひとつのSLが停まっていました。
運行時間は40分ほど、蒸気機関車に乗るという体験をする上では、丁度よい所要時間に感じます。
最後に駅舎前にあるのが、三次駅から持ってきた転車台です。転車台を全面的に見られる位置に置くのは、けっこう珍しいように思います。
SL大樹は首都圏からのアクセスが良く、かなり簡単に蒸気機関車への乗車ができます。
このような体験を可能にしたのは、多くの鉄道会社からの協力のおかげ。このことをぜひとも感じながら乗ってみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。