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駅通過禁止!青春18きっぷ各駅停車で日本縦断 〜1日1.5往復!?本数が少なすぎる九州〜(1)

2021年8月7日

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駅通過禁止!青春18きっぷ各駅停車で枕崎→稚内 日本縦断

         

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青春18きっぷは日本で最も有名なフリーきっぷと言っても良いでしょう。

4島に敷かれたJR全線の普通列車や快速列車に乗車することができます。

そんなきっぷを携えてやってきたのは日本最南端の終着駅、枕崎駅です。

 

これから向かうのは日本最北端の終着駅、稚内駅。

しかし単なる青春18きっぷによる日本縦断ならば沢山の方が行っています。

 

そこで今回は旅をちょっと過酷にする制限を加えてみました。

それが駅の通過禁止です。

 

日本最北端の標がある稚内駅まで、果たしてどれだけの時間がかかるのでしょうか?

 

そしてそのようや旅行で感じることは一体何なのでしょうか?

0604 枕崎駅発

誰もいない2両編成の列車の窓を開けながら、稚内駅までの旅が始まります。

 

指宿枕崎線のシンボルといえばこちらの開聞岳。

非常に堂々とした出で立ちです。

 

その先には日本最南端の駅である西大山駅。ダイヤ上はここで降りることもできるのですが、今回はスルー。

 

今その楽しみを総取りしまっては、次回ここへ来るときのワクワク感が無くなってしまいます。

いよいよ高校生の生徒さんも相当な人数となり、座席は一杯になりました。

そんな状況下で到着しましたのは山川駅。JR最南端の有人駅となっています。

 

次の指宿駅で向かいに停まっているのは普通山川行き。

あちらの車両は指宿枕崎線内で運行される、快速なのはなでも使用されています。

 

そして錦江湾の奥には鹿児島のシンボル・桜島が現れてきました。

 

鹿児島市街へと近づき、谷山駅からは鹿児島市電とも並行して走ります。

 

0853 鹿児島中央駅 着

年季を感じる気動車からたくさんのお客さんが吐き出されていきました。

枕崎の時点では考えられなかった、都市圏の鉄道の姿です。



枕崎駅は無人駅のため、青春18きっぷはまっさらな状態。

ここの改札で1回目のところに押してもらいました。

 

ここでは1時間近くの滞在となります。

九州の中でもかなり大きな街を形成しているため、この先の旅程に向けて体制を整えておきましょう。



そろそろ時刻なので3,4番線ホームへ。

すると指宿枕崎線を走る特急指宿のたまて箱がやってきました。

白と黒のツートンというかなり個性的な車両、ドアの上からはミストが出ています。

 

一方で次に乗車するのは普通 国分行きです。



0942 鹿児島中央駅 発

鹿児島中央駅のシンボルとも言える観覧車に見送られながら東へと進んでいきます。

 

鹿児島駅までのひと区間だけは鹿児島本線、ここからは日豊本線へ入ります。

 

この先には錦江湾、そしてそこに浮かぶ桜島を見ることができます。

 

次は竜ヶ崎駅に到着。

この駅は普通列車でも通過することがあるので気をつける必要がありました。

 

1019 隼人駅 着

列車は国分駅まで行くのですが、途中下車。

 

ここでは肥薩線に乗り換えます。



1035 隼人駅 発

肥薩線には非常に古い駅舎が多く残されています。

特に嘉例川駅は人気で、この日も沢山の観光客が駅にいました。

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さらに大隅横川駅は鹿児島県最古の木造駅舎、機銃掃射の銃弾跡も残った歴史が刻まれる駅です。

 

1136 吉松駅 着

列車はここまで、これは吉松行きだからという理由だけではありません。

 

肥薩線は八代駅までを結ぶ路線であり、以前は熊本へ抜けることができました。

しかし現在は2020年夏の豪雨で不通に。代行バスも運行されていないため熊本へ行くことはできません。

 

これまで青春18きっぷ日本縦断では肥薩線ルートで行くのが普通でした。

しかし列車が繋がっていないのならば仕方がありません。唯一残された宮崎を回っていくルートへ向かいます。

 

吉松駅はかつて鹿児島本線だった肥薩線と日豊本線だった吉都線が分かれる駅。

今ではどちらもローカル路線ですがかつては極めて重要な地点であったため、蒸気機関車が展示されていました。

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1時間ほど待ちまして、この先は吉都線で都城へ抜けることとなります。



1312 吉松駅 発

吉都線に乗車し、列車はエンジンを唸らせながら登っていきます。

 

右手にあるのは非常に美しい稜線を空に描く霧島連峰です。

これらの周りに線路が敷かれているため、様々な表情を見せてくれます。

 

小林駅は線内で最も大きな駅。高校生の生徒さんが多く乗車してきました。

 

終点の都城は宮崎県第二の都市。駅周辺にはチェーン店が集まっています。

 

バチバチと窓に木が当たっていた道中。扉横の金具には葉っぱが絡まっていました。



1508 都城駅 発

こちらの列車で宮崎へ。

隼人駅から肥薩線と吉都線を経由して遠回りしましたが、日豊本線の本数が少ないため結局同じ列車に乗ることとなります。

 

南宮崎駅は宮崎空港方面へも向かう日南線の分岐駅であり、車両基地も広いです。

 

大淀川を渡れば宮崎駅に到着します。

 

1612 宮崎駅 着

駅前にいるとギラギラとした強い日差しが差さります。

 

ところがホームで電車を待っていると数分後には雨が降ってきました。東南アジアのような気候で、この短時間にも南国らしさを感じられます。



1644 宮崎駅 発

電車には大勢のお客さんが乗り込み、本当に少しずつ途中で降りていく感じです。

 

空には太陽の贈り物、虹がかかっていました。

 

都農駅から先、右手にはリニア実験線が見られます。

現在では太陽光パネルが上に並んでいますが、山梨へ引き継がれる前はここで研究がされていました。

 

直線的な区間では日向灘を見ることができます。



1815 延岡駅 着

ここは旭化成による工業の街として重要な地点となっています。

 

徒歩圏内にはマックスバリュがあったので、食料を確保。明日からは途中で買い物をできる駅がほとんど無いのです。

 

夜になりまして、蔦屋書店の入っている延岡駅も映えてきました。



さて、ここからは青春18きっぷ旅行で乗車するのが最も困難な区間、宗太郎越えと呼ばれる延岡〜佐伯へ向かいます。

延岡→佐伯の列車は1日に朝夕の2本。佐伯→延岡に至っては朝の1本しかありません。

 

これらの列車は特急車両による運行。

わざわざ少ない本数のために普通列車を持ってくるよりも効率が良いのでしょう。



2007 延岡駅 発

乗客が利用できるのは先頭車両の1両のみ。

本数がなくて利用者が集中しますが、生活利用者は2、3人程度でした。

利用者が便利な特急に流れているのかもしれませんが、この状況ではこんな本数になる訳です。

 

宮崎県と大分県の県境、宗太郎駅です。

秘境駅のひとつとされており、虫の鳴く声しか聞こえません。

 

2111 佐伯駅 着

困難な区間を乗り越えた余韻も冷めない中、すぐに乗り継ぎとなります。

 

2114 佐伯駅発

ここは非常に接続が良く、そのままロングシートに揺られていきます。

 

途中、津久見駅のホームではみかんが半分に割られて置いてありました。

 

列車は真っ暗な大分川を渡ります。

 

2246 大分駅 着

大分駅からは各方面へ路線が伸びており、駅名標の隣駅には3駅並んで書かれています。

 

ここから先も進めますが、翌日結局大分駅始発の列車に乗ることになります。

ネットカフェもあるため、今日は大分にて宿泊です。

 

2日目の朝です。

おはようございます。

昨日は本数が無かったため待ち時間がありましたが、今日からは本格的に乗り継ぎばかりです。

 

改札にて2日目のスタンプを押してもらいました。

 

0534 大分駅 発

最初は柳ヶ浦行きの列車に乗車します。

 

別府湾に浮かんできた朝日と共に出発です。

 

おんせん県として知られる大分県、その中でも誰もが知る湯の街を出ていきます。

 

日豊本線には上下線別のところを走る区間もあります。左が山をトンネルで突っ切る大分方面、右が山に沿って走る博多方面です。

ホームが並行しておらず、駅構造にまではっきりと表れているのは珍しく感じます。

 

宇佐駅では特急通過待ちのため停車。

駅名標にはアメリカ国旗風に宇佐八幡宮が描かれています。

 

博多方面のソニックが追い越して発車していきました。

 

0644 柳ヶ浦駅 着



0647 柳ヶ浦駅 発

柳ヶ浦駅ですぐの乗り継ぎ、現時点ではガラガラの転換クロスシートです。

 

大分県の北西端、中津駅に到着。

旧豊前国だったため福岡県との結びつきが強い街となっています。

 

山国川を渡り、大分県から福岡県に入りました。

 

通勤通学の時間帯も重なり、だんだん車内もかなり混雑。

最初は貸切状態でしたが7両編成のキャパシティを十分発揮することとなりました。

 

北九州モノレールの下をくぐり、北九州市の都市圏へと入ります。

 

小倉駅では切り離し作業のためしばらくの停車。

 

後ろ3両は中津行きとして折り返し、前4両はそのまま門司港駅へ向かいます。

 

小倉から門司には広い貨物ターミナルなんかもある鉄道用地が立派なところ。

どちらかといえば反対方面からのほうが見えやすいのですが、その規模の大きさはよく分かります。

 

さらに海の方を見れば埋立地に作られた工場の煙突が伸びていて、北九州の工業がいかに盛んであるか知らしめられます。

 

0826 門司駅 着

さて、遂にここで九州の移動が終わることとなりました。

 

いよいよ関門海峡を渡る!というところですが、今回はここまでとさせて頂きます。

 

次回は本州の大幹線を走破、いよいよ快速列車が多く走る都市圏を通ります。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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