名鉄 岐阜

同じ路線なのに格差がすごい 廃止検討もされている広見線に乗車【広見3】

2021年1月14日

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今日は名鉄のターミナル駅、犬山駅に来ています。

この駅は犬山線,小牧線,広見線の接続駅、4方向へ列車が発着する駅です。

 

これから乗車するのは広見線です。
普通 新可児行きの表示には『御嵩行に連絡』の文字。この路線は犬山から御嵩までなのですが、途中の新可児駅で切られているのです。

 

今回は同じ路線なのに途中で様変わりする、広見線に乗っていきます。

 

犬山〜新可児

犬山駅を出発すると広見線は大きく左へカーブしていきます。

犬山〜新可児は利用客も多く、1日2本中部国際空港へ向かう特急ミュースカイも走る区間です。

 

右手に見えるのは犬山検査場とその近くにある車両基地。様々な車両たちがここに集まっています。

最初に停車するのは富岡前駅。

次の善師野駅までが愛知県で、発車すると木々の沢山ある自然の中へ入っていきます。線内唯一のトンネル、愛岐トンネル周辺では雪も見られました。

 

その中を抜けて見上げると、線路周辺に広がる住宅地の端切れが並んでいます。



西可児駅に到着。

住宅の多く集まる中にあるこの駅は広見線内でも利用客が多い駅で、最も多い新可児駅と良い勝負です。

 

名鉄のコンビニであるサンコスは閉じてしまいましたが、終日駅員さんがいます。

 

近くには製紙工場の煙が見えてきて、線路は工場へと近づきます。

 

可児川駅の目の前には輸送用機器、KYBの工場があるのが印象的です。

 

次に停車するのは日本ライン今渡駅。特徴的なこの駅名は、現在休止中の日本ライン下りのアクセス駅だったことから付けられています。

 

交差するJR太多線の線路をくぐり、新可児駅に入っていきます。

 

左手から近づいてくるのは同じ広見線の御嵩へ向かう線路。

 

右手からは太多線が近づき、JR東海の検査車両も見えました。

参考
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廃止検討区間へ

新可児駅は最初にもお話したとおり広見線の途中駅、しかし頭端式ホームの構造です。

広見線のここから先、新可児〜御嵩はもはや別路線の扱いとなっていて、廃止検討区間でもあります。

 

御嵩方面へ行く人たちは中間改札を通り、専用のホームへ向かいます。

 

新可児から先はICカードを利用することは出来ず、きっぷのみの対応です。

 

また、この区間はワンマン列車、運転席の前には運賃箱もあります。

 

名鉄で通常のワンマン列車が走っているのは広見線の新可児〜御嵩と蒲郡線です。車内には2線の運賃表が貼られていました。

 

列車は中部国際空港行きの列車と同時に発車。右方向へカーブするように御嵩方面へ向かいます。

 

新可児〜明智の駅間距離はかなり長いのですが、ここには2005年に廃止された学校前駅がありました。

 

学校というのは可児市立広見小学校だったのですが1973年に移転しており、現在は広見市民グラウンドになっています。

 

明智駅に到着。この駅からは2001年に廃止された八百津線が分岐していました。

 

次に停車するのは顔戸駅、名鉄最北の駅です。

 

列車には5,6人くらいしか乗っていませんでしたが、ここでは1人降りていかれました。

 

廃止検討路線と言ってもすごく田舎というわけではなく、沿線には住宅地やスーパーも見られます。おそらく殆どが車での移動なのでしょう。

 

御嵩口に到着。元々の終着駅はここで、1952年に延伸されるまで御嵩駅でした。

 

反対側には今では使われていない貨物用のホーム跡が残っています。ここではかつて家庭用燃料として使われた、亜炭を積み出していたとのことです。

 

終点の御嵩駅に到着。最後まで乗っていた方で生活利用らしい人は1人だけでした。

 

ホームは1面1線となっていて、交換設備はありません。

 

改札は有人改札ですが、ほぼフリーの状態。

 

駅は2008年に無人化されて、窓口跡は観光案内所になっています。

 

三角屋根の木造駅舎で、宿場町の玄関口に似合ったデザインです。

 

折返しの新可児行きに乗車します。



八百津線

広見線の途中駅、明智駅からは八百津線が分岐していました。

2001年に廃止されたこの路線、やや路線の跡が残っています。

 

明智駅の構造は2面3線で、通常使われるのは2,3番線のみ。廃止検討区間唯一の交換可能駅です。

 

だんだんと茶色くなっている三角屋根の木造駅舎は1920年の開業当初からのもの。100年以上建っているということです。



新可児駅

新可児駅に戻るところで犬山からの列車も並走するようにして同時に到着しました。

 

頭端式ホームで犬山方面のホームは2線、御嵩方面のホームは1線となっています。

 

御嵩方面ホーム上の駅名標、お隣の日本ライン今渡駅は書かれていません。

 

同じ路線で途中改札があるのは珍しく、ミニ新幹線など特急専用ホームへ向かうため等の理由が多いです。
しかし広見線においては、この先利用できないICカードを使って乗車するのを防ぐためというのが主な理由かと思います。

 

この駅には2019年まで行灯式発車標が残っていて、次に発車する番線を案内していました。
現在では他の駅と同様、LEDによる表示です。

 

改札口の向こうにまた中間改札という光景、名鉄においてはICカードを利用できない蒲郡線の吉良吉田駅でもこの方法が取られています。

 

廃止検討がされている区間ですが、30分に1本と結構な本数。しかし休日の昼間とはいえ、あの利用者数的には廃止になってもおかしくないと言わざるを得ません。

 

ぜひ不思議な状態のこの路線、乗りにいらしてみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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