中部 近畿 JR

東海道新幹線の新たな顔、N700S上り1番列車に乗車

本日2020年7月1日、東海道新幹線にN700Sがデビューしました。

N700系デビューから13年ぶりのフルモデルチェンジです。

 

新型ウイルス感染防止の観点から1番列車は公開されていませんでしたが、東京駅の始発であるのぞみ1号が1番列車として発車。東海道新幹線の新たな幕開けを見せてくれました。

 

さて、今回は1番列車が博多駅で折り返した後の上り1番列車、のぞみ26号に乗車してきましたので、車内の様子をご紹介したいと思います。

N700S 座席の紹介

今回乗車するのはのぞみ26号東京行き。

N700Sでの運行ですが、他と変わらずN700で案内されています。

後ほどご紹介しますが、かなり設備も違いますしN700Sで案内して良いと思うのですが、まだ行わないようです。

編成が増えて運用が安定したら行うのでしょうか?

新大阪駅にN700Sが到着。

黄金に輝くN700Sのロゴマーク。プレミアム感が感じられます。

 

車内に入ると当たり前ながら新車の香り。

それに加え近未来さを思わせるような清楚さがありました。

 

座席についてはN700よりも青色が濃く見え、鮮やかな発色になった気がします。

 

N700Sで一番注目されたのが全ての席にコンセントが備えられたこと。

窓側でも壁ではなく肘掛けにあります。

 

東北新幹線では前の座席にコンセントを設置しています。

しかし通路側の人がコンセントを先に使っていて、窓側の人があとから来た場合にコードを避けなければいけなかったりしますので、肘掛けの方が良さそうです。

 

座席に座った最初の感想としては、ちょっと固いなと感じました。

が、別に不快適というわけではなく、これまでよりも長時間座っていたらキツイかなと思う程度です。

しかし、まだ運用されたばかりというのもありますので、そのうち柔らかくなるのかなとも思いました。N700の最初の頃はこのくらい固かったのかもしれまんので。

 

リクライニングは十分に倒れ、全く不十分な感じはしません。

 

また変更点として、かなり微妙ですが、座面がやや後ろに倒れるようになりました。

ただ、前との違いはあまり分かりません。

 

テーブルはこれまで通り、パソコンも置ける十分大きなものです。

 

裏側は黒地から白地になりました。

N700と比べてしまうと少し見づらいかなと思ってしまいますが、未来感は感じられます。

 

ちなみにB席を見てみると、他と比べて座席に対してテーブルが小さく見えます。

B席はほかよりやや座席が広いため、このようになっているのです。

 

背面にはテーブルの他に、フックもつけられました。窓側以外の人もフックを使えるようになり、サコッシュ等の簡単なバッグを掛けられます。

 

壁にもフックは残されていますので、コートなどは変わらずここに掛けられます。

 

今回デザインが大きく変わったと感じるのは窓の部分。一つ一つ卵型にくり抜かれた枠がつけられました。

宇宙船に乗っているみたいです。

 

壁の下側には風を切って走る新幹線を表しているのか、横に線の模様が書かれていました。

デザイン性というのもあるでしょうが、ここには荷物があたったり靴の汚れが付きやすかったりしますから、目立たないようにしているかと思います。

 

通路部分のデザインも変わり、砂浜に鎌で描いたような模様。

枯山水の模様とは違いますが、なんとなく日本らしさが感じられます。

電光掲示板がフルカラー液晶に

N700Sで大きく変わったポイントが、こちらの電光掲示板。

通勤列車や私鉄特急で広まり始めましたが、新幹線で始めてとなるフルカラー液晶です。

 

これまで通りの大きな文字での案内に加え、列車情報が同時に付け加えられるようになりました。

 

一方で今回はドア近くの座席だったのでそれほど感じませんでしたが、以前よりも見にくくなったとの話も出ています。

確かに写真のように車内の光が反射してボヤ〜っとした感じがありますし、少なくともLEDよりは見にくい気もしました。

 

京都駅での乗換案内なのですが、これまでの半分の大きさでコンパクトにまとめられるように。

これに関しては以前より見にくい感じがします。近い座席ならば一度に見られてよいのですが、遠いと困るかもしれません。

放送は前よりかなり聞き取りやすくなったと思います。

 

一方でこれまでは案内のなかった現在位置が分かりやすくなりました。

上の部分でどこからどこの駅の間を走ってくれるか案内していただけます。

これはかなりのポイントですね。眠ってしまっていたときなどはかなり役立ちそうです。

 

これまでの〇〇駅通過の案内も健在。

 

もちろんその後の案内に反映されます。

 

まもなく名古屋に到着のところですが、放送が入ると網棚が明るくなりました。写真ではわからないと思いますが、乗っていれば気づくと思います。

ひのとりでは明かりの色を青色に変えるほど大げさにやっていましたが、こちらも忘れ物を防ぐため。

 

名残惜しいですが、名古屋駅で下車。

サラリーマンや女性など、鉄道ファンではなさそうな方々も含めて写真を撮っていらして、皆さん楽しそうに過ごしていました。

 

これから末永く東海道新幹線の顔として走り続けることでしょう。

 

"見えない部分"の進化

N700Sの"S"とは"Supreme(スプリーム)"、「最高の」という意味です。これは先にご紹介したように車内の快適性も、これまでで最高の出来だと思います。

一方でそれだけではわからない進化もされています。

まずは鼻の横に広がった車両正面。

言われても分からないかもしれないですが、『デュアル・スプリーム・ウィング』と言います。

双対の翼を広げたような形から『デュアル・ウィング』みたいです。

これによってトンネルに入るときの騒音や、うまく空気を後ろに逃がすことで空気抵抗を抑えています。

 

また、駆動システム(動かすための機械)を軽くすることもしていて、電力を6%カット。小型・軽量化によって環境にも、電気コストにも優しくなっています。

360km/hの走行試験も公開されましたが、今のところ営業速度の変更は無いようです。

そして、JR東海はリニア中央新幹線の開業によって東海道新幹線のシェアが減ることを見越して、8両編成にすることができるようにもなっています。

これまでは、こだまでものぞみでも全て16両でしたから、需要に応じた柔軟性が増したと言えるでしょう。

 

将来、リニア中央新幹線が東京〜名古屋〜大阪の主要な移動手段と成りゆくことを考えると、N700Sは東海道新幹線で改良に改良を重ねた最後の形態、まさに『最高の』新幹線と言えます。

日本の移動の大動脈として、これから多くの人々を支えてくれることを願っています。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

\SNSでシェア/

おすすめ記事(※タイトルと画像が一致しない場合タイトル優先)

パスケース

鉄道・バス等公共交通機関を利用した旅行の様子をご紹介します。交通機関のレビュー、車窓の解説が多いです。

-中部, 近畿, JR

Copyright© Pass-case , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.