北海道 JR

移転に移転を重ねた夕張駅 【初北海道の旅12】

2020年2月4日

2018年8月12日(日)

鹿ノ谷駅から歩いて夕張駅へ向かいます。約1キロなので楽々ですね。

 

ここで、夕張駅の歴史を。

夕張駅は明治25年の開業です。

初代駅は夕張炭田の石炭を輸送するため、現在の位置から約2キロ北側の夕張炭鉱近くにありました。

(赤色点線が当時の線路、赤丸が初代駅舎の位置です。)

しかし、昭和52年に夕張炭鉱が閉山。

夕張駅は昭和60年に夕張市役所の裏側に移設されました。


(青色点線が当時の線路、青丸が二代目駅舎の位置です。)

その後、バブルが到来。平成3年には夕張市のスキーコースが拡張されることと、ホテルが建設されることもあって、その近くに駅を移転させようということになりました。

当然、住民にとっては市役所の近くに駅があった方が便利なので反対されていたそうですが、観光産業に踏み切りたい夕張市は駅の移転を決めました。

そして、その駅舎がこちら。なかなかきれいな駅舎ですね。メルヘンチックな駅舎から観光客を迎え入れるために作りましたよ感がひしひしと感じられます。

…が、その結果を知っている身としては逆に悲壮感が沸いてくるものです。
というのも…


先程お話したスキー場併設のホテル、『マウントレースイ』のアクセスは写真のようにアクセス抜群。ですが、列車の本数がネックとなり、結局札幌などからバスで訪れる方がほとんどとなってしまったのです。

塔の先端には風見鶏。
曇ってしまっているせいで暗いですが、駅舎の雰囲気にはあっていますね~。

駅には喫茶『和』さんが併設されています。ここの夕張メロンソフトクリームはかなり美味しいようで、是非食べてみたかったです。
夕張は石炭博物館や幸福の黄色いハンカチ広場など訪れたい場所もあるので次の機会に来ることにしましょう!

駅舎内左側奥にあるのが観光案内所、手前には先程お話しした、喫茶『和』さんがあります。ちょうど僕が駅舎に入った時にお店のシャッターを開け、準備をはじめていらっしゃいました。
観光案内所がある場所には平成10年までキヨスクが入っていたそうです。

床には何やら線路がひかれていました。

昔引かれていた線路の方向をモチーフにしているのでしょうか?

駅に貼られた夕張支線『Restart』までのカウントダウン。『廃線』ではなく新たなスタート。廃線は残念なことばかりではなく、より便利な交通携帯への改善とも言えるのかな、と感じました。

この日は夕張駅前でマーケットが開催されるようで、駅前ではテントなどの準備がされていました。

駅舎からホームへはとっても長い通路を通ります。

屋根には黄色いハンカチ。観光客を優しい色使いで迎えてくれます。

通路とホームはクランク上に繋がっていて、単式ホームです。

終着駅、夕張の駅名標。

最後にホームから駅舎とホテルマウントレースイをパシャリ。

マウントレースイさんでわがまちご当地入場券と乗車券を購入。

ホテルのカウンターで販売していました。

また、売店でも夕張支線のグッズを販売していました。駅名標キーホルダーやポストカードなどが並んでいました。

 

さて、新夕張駅近くに停めていたレンタカーに乗って父が迎えに来ました。

セイコーマート紅葉山店で夕張メロンのアイスクリームとメロンクリームソーダを購入。

はじめてのセイコーマート利用となりました。

次回は夕張から富良野へ向かう途中で寄り道した金山駅を中心にご紹介します。

 

続きはコチラ!

台風のついでに廃止か!? 名古屋とは違う金山駅



 

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