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【徹底解説】etSETOra(エトセトラ)完全貸切!~瀬戸内海を行く呉線の観光列車~[史上最長片道切符の旅(22)]
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今回のルート
呉〜松山市
史上最長片道切符のルートには、四国が含まれています。
これは広島〜愛媛を結ぶ仁堀航路と岡山〜香川を結ぶ宇高航路があり、一度四国に入ってから出られたためです。
しかし1982年7月1日、仁方航路が廃止されたことで、四国は最長片道切符のルートから外されています。
今回は仁堀航路の代替として、呉〜松山を結ぶフェリーを利用することにしました。
こちらは呉駅の表玄関です。駅ビルもありまして、大きな建物になっています。
しかし、フェリーターミナルがあるのは先程の駅舎と反対側の、みなと口です。
線路をまたぐペデストリアンデッキを歩いていきます。
ショッピングセンター・ゆめタウン呉の中を通りまして、呉中央桟橋ターミナルに到着しました。
ここには大和ミュージアムや、てつのくじら館など呉らしい観光名所が集まっています。
ちょうど夕日が海を照らすようになり、非常に綺麗です。
1階の窓口にて乗船手続きを行います。
「松山・広島行スーパージェット/フェリー」と書かれた案内所2へ。
スーパージェットとフェリーの2種類がありますが、今回はフェリーに乗船。
所要時間はフェリーが1時間50分、スーパージェットが55分です。
料金は倍近くになりますが、スーパージェットはかなり時間を短縮してくれます。
フェリーは学割による2割引で、2800円となりました。
ターミナル内にはセブンイレブンが入居しており、買い物も困りません。
スーパージェットは1階からそのまま桟橋へ向かう3番のりば、フェリーは2階から階段を降りていく4番のりばです。
1階、2階どちらにもある待合所で待たせてもらいました。
広島からやってきたフェリーが到着しました。この船は広島〜呉〜松山を結んでいるのです。
非常に簡素なタラップを渡されます。
広島~呉で利用される方も、2,3人ほどいらっしゃいました。
船内は一般的なフェリーとそこまで変わりません。
しかし、短い距離の割には靴を脱いで上がれるスペースもあり、その点は良いと感じます。
リクライニングもできる座席で、小さな背面テーブルもあります。
壁にはコンセントまで整っていました。
1800 呉中央桟橋ターミナル 発
空はまだ明るいですが、太陽は落ちてしまいました。これからどんどん暗くなります。
運航時間は短めですが、売店まで営業していました。
お菓子系が中心で、コンビニくらいの値段設定です。
夜空には三日月が輝いていました。
真っ暗な海上では、白く光るフェリーとすれ違います。
暗闇の中、波が穏やかな瀬戸内海を通りまして、松山が近づいてきました。
1955 松山観光港 着
周りに船や街灯の光を見まして、港に着いたことを実感します。
ここはかなり大きなターミナルとなっていまして、ボーイングブリッジを渡って陸地へ。
ここからだと呉で見た時よりも、かなり大きく感じます。
中の様子がよく見えて、非常に立派なフェリーでした。
このフェリーターミナルは九州へ行くのにも使ったことがあります。
今は閉まっていますが、売店やレストランもあって、かなり大きな建物です。
松山観光港から最寄りの駅までは、100円のバスが運行されています。
しかし歩いても10分もかかりません。伊予鉄道高浜線の終点、高浜駅に到着しました。
ここからは伊予鉄道に乗車しまして、松山市の中心部へ向かいます。
2028 高浜 発
この時間では、松山方面へのお客さんは誰もいません。
2049 松山市 着
松山市駅からは多くのお客さんが乗られまして、この辺りは伊予鉄道が大きな力を持っていることが分かります。
観覧車や百貨店いよてつ高島屋もある大きな駅舎、JR松山駅よりはるかに立派です。
明日は鉄路に復帰しまして、JR四国の旅の始まりです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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