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2024年春、北陸新幹線は福井県の敦賀駅までの延伸開業が予定されています。
これによって現在運行されている在来線特急サンダーバード、しらさぎの運行区間は敦賀までに短縮されます。
これに対して福井県はJR西日本に福井駅まで乗り入れるよう協議をしていましたが、6月7日、存続を断念する方針となりました。
福井県が大阪~福井で1日3往復の特急列車を存続させるシミュレーションをしたところ、車両取得費の試算は約80億円。
JR西日本にとっては新幹線の利用客が減少、3セクにとっては人件費、維持費がかさむため、2社合計で年間7億円の減収が見込まれます。
こちらは名古屋駅。
名古屋と北陸はJR西日本の特急しらさぎで結ばれています。
しかし今回の乗車するのは名古屋まで来ず、米原発着の便のため東海道新幹線に乗車。
同じく北陸方面へ向かう方々と米原駅で下車します。
乗り換え改札を通って在来線ホームへ。
プラットホームに降りるとちょうど名古屋へ向かうしらさぎが出発するところでした。
北陸新幹線開業後、このしらさぎの運行も敦賀までと決まったところ。
米原発着に関してはたった45.9kmのみの運行となります。
しかし米原〜北陸の便は東京から北陸へ向かうお客さんも想定したもの。
北陸新幹線が敦賀まで開業すれば、東京〜福井も北陸新幹線経由へと移行していきます。
JR西日本としては北陸新幹線を経由してもらったほうが収入が大きいため、米原〜敦賀の特急列車に力を入れるとは考えづらいです。
また、名古屋~米原は79.9kmであり、特急しらさぎはJR東海エリアの方が長距離を走ることとなります。
特急しらさぎの恩恵を大きく受けるのはJR東海であり、名古屋発着に統一される可能性が高いでしょう。
長浜駅に到着しました。
長浜から北陸へのアクセスは僅かな距離で敦賀乗り換えが強いられ不便になりますが、関西圏との結びつきの方が圧倒的に強いのでそこまでの影響はないのかもしれません。
列車は近江塩津駅で湖西線と合流、深谷トンネルで福井県へ入ります。
そして右手には在来線の車両が停まり、奥には北陸新幹線の車両基地へ向かう高架橋が立っています。
敦賀駅の高架は非常に高い所にあり、地上23mもの高さです。
福井県は今後、敦賀駅乗り換えの利便性向上を求める方向へシフトするとしました。
在来線特急のホームは新幹線の真下に作られる予定。
一方で第三セクターや小浜線、北陸本線の普通列車を利用する人は乗り換えるのに長い跨線橋を通って行くこととなります。
特急列車が敦賀までしか来ないことが確定した今、ますます注目されるのは特急しらさぎの行く先です。
名古屋の人にとっては不便になってしまう北陸への鉄道アクセスはどうなっていくのでしょう。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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