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【乗客1人だけ!】名古屋→福岡の夜行バス 西鉄どんたく号乗車記
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今回ご紹介するのは博多/天神(福岡)〜鹿児島を結ぶ高速バス、桜島号になります。
新幹線の場合乗車券だけでも5000円超、新幹線自由席なら1万超のに対し、バスの運賃は3550円とかなり安価。急がない方にとってはJRよりも高速バスの方が人気なのも納得です。
このバスは明治・大正時代の鹿児島本線のようなルートを走ります。詳しくは以下の記事をご覧いただければと思います。
西鉄天神高速BT
まずは発着する西鉄天神高速バスターミナルの様子を紹介します。
エスカレーターを上る途中には西日本鉄道がやってくるのが見られました。
鉄道が2階、バスのりばが3階という構造です。
バスのりばのところにはスターバックスコーヒーがあります。
カウンター席にはコンセントがあるので、乗車前に充電しておくことも可能です。
他にも売店としてローソンがあり、博多のお土産なんかも売っています。
こちらのバスターミナルは2014年に大幅リニューアルされたため、かなり清潔な様子でした。
当日きっぷを購入する方は普通乗車券か予約制乗車券かによって、券売機が異なっているので注意したいところ。鹿児島方面は黄色の券売機です。
窓口の横に券売機が並んでいるので、当日購入の方はここで買えます。
桜島号は6番乗り場からの発車です。
桜島号に乗車
それではバスに乗り込みましょう。今回僕はインターネットで予約しておいたので、メールで送られたケータイ乗車券の画面を見せれば大丈夫です。
始発は博多駅前の博多バスターミナルのため、お客さんは既に乗っていらっしゃいます。天神よりも博多から乗られる人の方が多そうでした。
座席は4列シートで一番後ろにはお手洗いがあります。
シートピッチは比較的広く、特急列車くらいの快適性はあることでしょう。
軽食程度が置ける背面テーブルがあり、紙コップを安定して入れられるようになっています。
窓側の壁にはコンセントが設置されています。
また、通路側でも肘掛け下にあるので安心ですね。
10:22,西鉄天神高速バスターミナルを出発。
ターミナルを出たすぐには西鉄の高速バスばかりがいました。九州島内は高速バスの本数がかなり多いです。
天神北出入口から福岡都市高速環状線へ。最初に見えてくるのは博多港の景色です。
現在は臨時休業中ですが、博多ポートタワーも大きく見えます。釜山への国際航路も発着する大きな港です。
西鉄天神から20分足らずで左には福岡空港が見えてきます。
上空には福岡空港へ着陸するであろう飛行機が見られました。
太宰府ICから九州縦貫自動車道へ入ります
佐賀県に入りまして、基山PAのすぐ近くにある高速基山で停車。お一人乗車されました。
鳥栖JCTは高速道路の長崎大分線と交差する地点であるため、立派なジャンクションとなっています。
鳥栖はその立地から、高速道路においても鉄道と同様に交通の要衝です。
北熊本サービスエリアで10分の休憩。鹿児島本線の田原坂駅が最寄りです。
栗千里という手のひらサイズのお菓子を買ってきました。ニッポン全国ご当地おやつランキングにて1位に輝いたとのことです。
焼きモンブランになっていてしっとりしているのですが、表面のナッツが食感をうまく調和されていました。
九州縦貫自動車道は熊本の市街から離れた山側を通ります。
南下するにつれて海に近づき、右手には八代の工場の景色が見られるほどになりました。八代は石油化学コンビナートや球磨川の清流を活かした製糸業が盛んです。
ここからは再び山の中へと入り、今度は肥薩線の近くを通ります。
沿線にはいくつか、おそらく2020年の球磨川氾濫で被害を受けたであろう家々が見られました。
普段はあれだけ静かな球磨川でありながら、このように地面をえぐり取るなんて信じられません。
山間地帯に入るとこれまでとは打って変わってトンネルが非常に多くなります。時々外へ出たりすると集落なんかが見えて、人の営みが十分に感じられるところです。
続いての休憩はえびのパーキングエリア。売店はあったものの、そこまで気になるものはなかったのでスルーしてしまいました。
13:59,最初の降車停留場となる鹿児島空港南に到着しました。鹿児島空港は肥薩線の嘉例川駅が最も近いです。
便によってはアクセスの良い鹿児島空港に停車する場合もあります。
ここから那覇やその他離島へ飛ぶ方が降りられるのでしょう。
しばらく進むと鹿児島の名産である茶畑が見えてきます。静岡よりも濃い葉っぱの色に見えました。
鹿児島ICで高速を降り、一般道へ。
14:35,鹿児島中央駅に到着しました。アミュプラザの赤い観覧車が象徴的、予想通りここでほとんどのお客さんが降りられます。
続いて天文館にも停車し、そこで乗客は僕一人になりました。
車内からは鹿児島の代名詞とも言えるでしょう、桜島が見えてきます。
14:47,終点の鹿児島本港に到着しました。ここからは桜島や種子島、屋久島などへの航路が出港しています。
かつての鉄道の大動脈を追従するように走るルートの高速バス、線路などが見られるわけではありませんが、景色は十分に楽しめる路線でした。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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