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空港アクセス駅と言ったら、駅から徒歩圏内に空港があるもの。それどころか空港と駅が一体化しているところも多いです。
しかし今日は駅から空港まで45分かかる、とても空港アクセス駅とは思えない駅に来ました。
それがこちら、花巻空港駅です。ちゃんと駅名も花巻空港ですが、空港へのアクセス性は如何に…。
駅の構造は2面3線、東北本線の途中駅です。
快速エアポートのように、空港アクセスに特化した列車は一切運行されておらず、それどころか快速「はまゆり」「アテルイ」はすべて通過。普通列車しか停まりません。
駅舎内に入りますと、至って普通の待合室。
有人駅でみどりの窓口や自動券売機がある点、利便性は確保されています。
駅舎を見てみると全くもって普通の駅。
強いて言えばこの規模の割に、タクシーが2台も停まっているのが特徴的でしょうか。
実はこの駅、二枚橋駅だったのが、1988年に花巻空港駅へ改称されました。あくまで花巻空港に一番近い駅ということで、駅名が変えられたのです。
地図を見てみるとたしかに近そう。
しかし、駅から見てターミナルは滑走路の向こう側、回り込んで行かなければならないのです!
そこで便利なのが、いわて花巻空港へ直行するバスです。
各航空便に合わせて運行されており、結構使えそう。
ちなみに、このバスの始発は盛岡駅です。そのため盛岡から空港に行くなら、わざわざ花巻空港駅を使う必要性はありません。
今日はいわて花巻空港まで歩くことにしました。
街灯には飛行機が描かれていて、空港のある街ということは、よくアピールされているみたいです。
10分程歩いたところで、滑走路の終端が見られる位置まで来ました。ここからターミナルまで、滑走路と同じ距離を歩くことになります。
途中には岩手県立花巻農業高校があり、花巻空港駅は通学需要も十分見込めそうです。
花巻空港駅から歩くこと45分、いわて花巻空港に到着しました。
正直わざわざ歩かなくても分かっていましたが、これは歩く距離じゃありません。大人しくバスに乗りましょう(笑)
いわて花巻空港からは、新千歳、小牧、伊丹、神戸、福岡へ飛行機が飛び立っています。
こちらは名古屋行きのフジドリームエアラインズ。この他日本航空便もあります。
向こうにはホテルルートインが見えまして、大手ホテルまで揃っているのは驚きました。
帰りは盛岡行きのバスに乗ります。
途中、花巻空港駅にも立ち寄りますので、ここより南へ行く方でも安心です。
いわて花巻空港〜花巻空港駅は300円、いわて花巻空港〜盛岡は1430円になります。
ちなみに花巻空港駅〜盛岡駅はJR東北本線で510円。つまり、花巻空港駅までバスで行き、そこからJRで盛岡駅まで行けば、810円で済みます。
花巻空港駅の列車は、毎時1〜2本ほど。ダイヤには注意が必要ですが、安さを取るならアリですね。
最後に、花巻空港駅の駅名標もちょっと面白いです。
JR東日本とは異なったデザインで、明らかにJR北海道と瓜二つ。二枚橋駅から改名された1988年といえば国鉄民営化直後ですが、それが関係しているのでしょうか?
ちなみに駅名標のデザインは統一されておらず、他もあります。
また、英語表記が「Hanamaki-Airport」ではなく、ローマ字表記の「Hanamaki-Kūkō」なのも、気になりますね。
外国人の方にはここでの乗り換えは難しいので、盛岡から直接乗ってもらおうということでしょうか。
名勝地(?)の中にはもちろん花巻空港が記載。距離のところを見てみると、何か修正されています。
どうやら元々2kmと書かれていたのを、上から4kmのシールを貼ったようですね。
おそらくターミナルまでの直線距離が2kmですが、実際に歩く距離に直したんでしょう。
花巻空港駅は一般的にイメージするような、空港と隣接した空港アクセス駅ではありませんでした。
それでも、タクシーやバスといった足はここから確保されているので、「近いだけで名付けた詐欺駅名だ!」ということではありません。歩いて行けなくても、十分空港へのアクセス駅として、その役割を担っていると思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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