プレミアムカーは6号車で、事前にプレミアムカー券が必要です。
購入は14日前の10時から発車1分前までで、料金は400円か500円。
参考に、出町柳から枚方市、樟葉から淀屋橋は400円で、それより長い場合は500円です。
車内は1+2の構造で、プレミアムの名にふさわしい、シックなデザインとなっています。
グランクラスほどギラギラしておらず、庶民でも落ち着いていられる内装です。
座席と窓枠が合う席のご紹介
今回は1人座席の方をご紹介。
ただし、機能は2人のものも変わりません。
まずは肘掛けのところに60Hz、2Aのコンセント。
淀屋橋から出町柳の少々短い区間の特急ですが、これがあるのはかなり便利です。
テーブルはかなり大きく、パソコンも置ける十分な大きさです。
また、車内販売もあります。
飲み物や食事などではありませんが、京阪のグッズが中心です。
お値段は全体的にかなり高め。プレミアム価値が付加されています。
リクライニングは倒れていない状態と比較すると、十分な倒れ具合です。
車内の様々な所には『京』をイメージさせるようなデザインがされていました。
まずは、このブラインド。
障子に描かれるような雲の模様です。
また、床のカーペットの柄は枯山水が表現されています。
ここで、景色を楽しみたい方は注意しておいた方がよいことが。
京阪プレミアムカーは通常の車両を改造してできたため、座席と窓枠があっていない部分があります。
今回座席見たところ、
出町柳方面では5、7、9、10、淀屋橋方面では1、2、6、7、8番の座席が窓枠が景色の妨げにならず、良いかと思います。
また、お手洗いもありませんのでお気をつけて。
列車は淀屋橋駅を地下から発車。
この時点ではお客さんは5人程度でした。
天満橋駅を発車すると地上に出て、大阪城が見られます。
写真には写せませんでしたが、地下区間を出る頃に右側に注目していると良いです。
更にその先には大阪のビジネスを支えるクリスタルタワーがそびえ立っています。
京橋駅ではかなり多くの方が乗車。ほとんどの座席が埋まりました。
プレミアムカーもかなり浸透してきたということでしょうか。
高架へ上り、住宅街の中を走っていきます。
大阪独特の面白さがあるというひらかたパークも見えてきました。
アテンダントさんの業務とは
京阪プレミアムカーのアテンダントさんはANAで研修なさった方が担当されています。
2018年夏に乗車したときは、端末による検札と乗降車の際のお出迎え等しか行っていませんでした。
しかし、今回乗車してみるとかなり変化が。
車内販売やブランケット、京阪の雑誌などの案内をして車内を周ったり、ごみの回収などをなさっていて、サービスがよりいっそう充実していました。また、お客さんからの観光案内にも応えていて、これは素晴らしいものです。
前回乗車の時は正直アテンダントさんは必要なのが疑問に思ってしまいましたが、ここまでのサービスになると、京阪のブランド価値もかなり高まると思います。
木津川を渡り、いよいよ京都の中心部へ。
京阪宇治線との乗換駅、中書島に到着。快速特急は通過します。
駅が完全に伏見稲荷を意識したデザインの、伏見稲荷駅を通過。下車する七条駅までまもなくです。
JR奈良線の上を通って、この後並走。
準急や普通は東福寺駅で乗り換えができます。
その後、東海道線や東海道新幹線の下を潜り、地下へ入っていきます。
京阪プレミアムカーの今後
これまで関西圏内には有料座席車というものはほとんどありませんでした。しかし、2017年、京阪はプレミアムカーが運転開始。
このサービスは旅客の快適さの向上だけでなく、京阪のお洒落なイメージを植え付ける、広告宣伝の役割を果たしたと言えるでしょう。
2018年にはJR西日本がAシートや通勤特急を走らせ始め、関西圏でも有料座席車増加するのかもしれません。
また、2020年度には現在8000系(赤の特急)のみのプレミアムカーが、3000系(青の特急)にも設置されます。これによってすべての特急にプレミアムカーがつき、サービスの拡大に余念がありません。
プレミアムカーは確実に成功と言えますね!
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