皆さんは高いところ、得意ですか?
僕はよっぽど大丈夫なのですが、ここの駅が最寄り駅だったら高所恐怖症の方々は震え上がるでしょう。
そう、三江線一人気と言って間違いないこの駅。
↑宇都井駅でした!
三江線の代名詞といっても過言ではない宇都井駅。隣の伊賀和志駅(広島県三次市)を挟んで口羽駅と同じ、島根県邑南町にある駅でした。
↑神楽愛称駅名標は「塵倫(じんりん)」
「天空の駅」である宇都井駅と翼をはやして「天空を飛び回る」鬼、塵倫を掛けて付けられました。
↑ホーム全景
単式ホームで、見た感じ何も変わった感じもしないホームですがホームから正面を向くと…。
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↑おお~~~~!!!
この景色はいいですね!!霧がかっていて、まるで違う世界に迷い込んだようです。
この駅がどんなものか早くみてみたい!たまらず一気に降りていきました。
↑これが宇都井駅の駅舎(?)です。
団地を連想させる古めの階段が高く連なっており、建物で言えば6階部分にホームがあります。
↑引いてみるとこんな感じ。
駅とは思えないほどのホームの高さ!
しかしすごいところに駅を作りましたね…。この構造になったのは当然理由があります。
もともとこの場所に駅を建設予定だったものの、山間部を縫って走るため、ここを高架駅にするしかなかったのです。
とはいえこれはすごすぎますがね(苦笑)
ちなみにこの駅を上まで造った一員の女性がこの周辺に住んでおり、その方が唯一の生活利用者です。また、宇都井駅の駅ノートの管理人になっています。
廃止直前にはNHKのニュースウオッチ9やテレビ朝日系列のあるある晩餐会等でも紹介されていますよ。
このブログをご覧の方は知っている方が多いと思いますが、この駅は「INAKA イルミ」が行われており、かなり美しいライトアップが楽しめます。その様子が2018年元旦の「ゆく年くる年」で放送されたんです!
↑駅前には最寄りの学校へ行けるバス停がありました。
子供たちにとっては宇都井駅のは駅というよりもバス停のイメージでしょうね。
↑さて、それでは上に上りましょう。写真だとわかりづらいと思ったので動画にしました。どうぞご覧ください。
↑待合室内の時刻表
それぞれ4往復で、三江線内でも少ない本数です。しかし全国から多くの人がこの駅を訪れています。きっと地元の方にとってもうれしいことでしょう。
↑もう一度景色を見ます。
これが山があって、水路があって、日本の原風景なのかもしれないなあと思いました。
↑ホームの端っこへ
駅の両端共に山になっています。先述の通り、それが幸か不幸かこの構造になったのですね。
↑1時間の滞在時間もあっという間。
もうお迎えがやってきてしまいました。