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【いわき〜仙台臨時快速】特急ひたち9号が復旧した常磐線を延長運転![東北新幹線地震救済]

2022年3月25日


福島県沖で発生した地震で、福島県の太平洋側を走る常磐線でも被害が出たことで、しばらく不通となっていました。

それが本日3月24日より全線が復旧。東京から仙台までの特急ひたちも運行を再開し、1本で結ぶ鉄道が戻ってきました。

 

品川駅には特急ときわ60号として入線。これが折り返し仙台駅まで運行されます。

仙台行きの特急ひたちは、原ノ町行きの特急ひたちとして運行し、その列車のまま原ノ町〜仙台は臨時快速として走ります。

仙台行きひたち号のダイヤ

ひたち3号 品川0743-1317仙台

ひたち13号 品川1245-1814仙台

ひたち19号 品川1545-2114仙台

ひたち14号 仙台0941-1451品川

ひたち26号 仙台1535-2052品川

ひたち30号 仙台1734-2253品川

 

また、特急ひたち号いわき行きの1往復も、そこから先仙台まで臨時快速として延長運行されます。

ひたち9号 品川1045-1619仙台

ひたち6号 仙台0523-1051品川

 

今回はいわき〜仙台を臨時快速として運行する、特急ひたち9号で仙台を目指します。

 

今回はグリーン車を利用することにしました。座席自体は正直グリーン料金を払う価値はあまり無いと思います。

試しにというのと、どのような扱いになるのか紹介するためです。

 

必要なのは特急として運行される品川〜いわきの特急券と、品川〜仙台の乗車券です。

特急券が必要なのは品川〜いわきのみとなります。今回僕はいわき〜仙台を青春18きっぷで乗車するため、いわきまでしか乗車券を買っていません。

【YouTube版はこちら】

1045 品川駅発

停車駅は、東京,上野,水戸,勝田,東海,大甕,常陸多賀,日立,高萩,勿来,泉,いわき。

 

駅を出発してすぐは、車両基地のすぐ横を走っていきます。

 

汐留のオフィスビル街を進み、その中からはゆりかもめが出てきました。

 

東京駅に到着。ここからは普通車含めほとんどの区画が埋まる程度の乗車となりました。

 

その先では東北新幹線E5系が入線していくところです。

 

東京圏3つ目の停車駅となる上野駅に到着。この先1時間、水戸まで扉は開きません。

上野を出発すると、いわきからの延長運転について含め肉声放送による案内がされます。

常磐線からは東京スカイツリーも見ることができました。

 

特急ひたちでは車内販売も行っています。

お弁当などは売っていませんが、菓子パン程度なら買うことができます。

 

江戸川を渡りまして、東京を脱出。

 

更に利根川を渡れば、千葉県から茨城県に入りました。

 

水戸駅到着の放送が掛かると、右手には偕楽園の梅が見頃を迎えていました。

 

1207 水戸駅 発

 

1232 日立駅発

ここで下車される方もかなりおられました。

 

日立駅の駅舎からは太平洋を望めるとして有名です。

 

短いトンネルを抜けると茨城県から福島県に入り、勿来海岸沿いを走ります。

 

13:15、終点のいわき駅に到着しました。



ここでは4分の停車時間があります。急げば買い出しもできますね。

発車標には臨時快速仙台行きの表示、E657系が描かれていました。

これは快速じゃないと思って見送ってしまう人を防げて、良さそうです。

(※途中いわき駅で降りる必要はなく、引き続き乗車していてOKです。)

 

いわき駅を発車すると、肉声での案内がされます。

これは特急いなほの秋田延長運転と同じものでした。

 

また、利用できるのは普通車だけでグリーン車は利用不可という放送も。

ただ、これについて車掌さんに確認したところ、特急時に利用している方は引き続き利用して良いということでした。

これは特に快速から特急に変わる際、グリーン席を利用されてしまうことによるトラブル発生を防止する、案内上の取り扱いの様子。これを上下の列車で統一しているのです。

 

1336 広野駅 着

 

13:49 富岡駅 着

 

ここから先は徐行区間になっていまして、ゆっくり走ります。



この列車は特急含め全列車が停車する、大野,双葉,浪江を通過します。

この辺りは特急でも各駅停車のようなのですが、確かに大野駅を通過。

 

右側には複線の半分アスファルトが敷かれています。

列車で何かトラブルがあった時、福島第一原発事故の影響で道路にて外へ出ることが難しい状況。

そのため、車でこの道を使って脱出することになるのです。

 

浪江駅を通過。

 

小高駅で行き違いのため、乗降はできない運転停車が行われました。



1435 原ノ町駅着

液晶の発車標には1436臨時快速の表示がされています。

これまで仙台行きの特急ひたちで運行されていたものは原ノ町行きに、ここを境に原ノ町〜仙台が臨時快速になります。

 

原ノ町駅〜鹿島駅間の真野川に架かる橋では、土台と数十センチずれる被害がおきました。

 

また、日立木駅ではプラットホームの端が線路上に崩れ落ちてしまいました。これも修繕されて綺麗になっていることが分かります。

その他福島県内で、30箇所に及ぶ線路の歪みやバラストの崩壊があり、1週間で運行再開にこぎつけていただいたことは非常にありがたいです。

 

この日は平日昼間で運行再開初日だったこともあり、利用者は数人程度です。

これから認知度が上がって利用されていけばと思います。

 

1512 相馬駅 着

この先は通常の速度に戻ります。

 

一部のひたちも停車する亘理駅を通過。



1550 岩沼駅 着

常磐線から東北本線へ合流していきます。

 

ちょうど東北本線の臨時快速が仙台へ通過していきました。

 

岩沼駅では9分間停車します。

発車標には臨時快速の表示が出ているところです。

 

普通車の方向幕は臨時快速自由席仙台行きの表示。

 

一方グリーン車だけは臨時快速指定席仙台行きでした。

 

貨物が到着すると発車します。

 

東北新幹線の高架と並走しまして、仙台駅に到着です。



1619 仙台駅着

向かい側には臨時快速仙台行きが停車中。

しかしこちらが仙台駅に入線すると、逃げるように回送されていきました。

 

東京〜仙台を乗換なしで行ける方法が復活して、かなり近い存在になったと感じます。

 

東北新幹線が復活するまで、しばらくの活躍を期待したいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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