(Wikipediaより 鶴見線)
鶴見線は埋め立て地に立てられた、それぞれの工場群を目指して、くし状に支線が分岐した路線です。
前回海芝浦駅をご紹介しましたが、それが海芝浦支線の終点。さらに大川支線や石油支線、廃止された鶴見川口支線も分岐していました。
そして、一番長いのが鶴見線本線になります。今回ご紹介しますのがその本線の終点、扇町駅です。
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鶴見線の本線は鶴見駅から7キロと、かなり短い路線です。終点、扇町駅へ到着。
駅名の『扇町』はこの辺りの財閥、浅野財閥の家紋が扇だったことが由来です。鶴見線も浅野駅がありますが、そちらも浅野財閥が関係しています。
扇町駅やお隣の昭和駅には猫がたくさん住み着いていることで有名です。
早速、線路の脇でお出迎えしてくれていました。
他にもホームからの通路など、そこらじゅうにいてくれます。しかも、人に慣れているのか、近くに寄っても全然逃げないんですよね。
猫に気をとられてばかりではいけないので、ちゃんと駅も見ましょうか(笑)
旅客線は単式ホームで、鶴見線の列車は扇町に着いたらあとは折り返すだけ、というような運行をしています。
しかし、その左側には貨物線が広くとられています。さらに、鶴見線は扇町駅で終点ですが、貨物はさらに先まで進んでいます。
扇町駅も簡易Suica読み取り機があるのみで、自動改札機などはありません。
駅舎への入り口部分にはなぜかアーチが作られていました。少しだけ花が咲いているものの、冬だったので一部スカスカしていますが、時期になれば繁るのかな?
でも繁ったら、それはそれで邪魔になりそうです。
駅舎は簡素なコンクリートブロック造りで、先ほどのSuica改札機の他には特に何もありません。
一方で、写真では分からなくて申し訳ないですが、JR貨物は2階まである大きな建物です。
扇町駅は旅客というより貨物が主体となる駅だということがお分かりでしょう。
最近では動物を駅長にすることが広まっていますが、駅にぴったりの動物と言ったら猫が一番でしょう。自分の中ではネコは駅の枕詞になりつつあります。
猫がいる駅って落ち着くし、人間味のある田舎の駅という印象があります。
ちなみに、いくらかわいいからと言って餌をあげたりはしないようにしてくださいね!
扇町駅の魅力はこの先の貨物線がにもあったりするのですが、また訪れるときにはそちらもご紹介出来たらと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。