京浜東北線鶴見駅から1駅のところにある国道駅にやって来ました。
この駅は怖い駅として本やテレビでたくさん紹介されていて、とても有名な駅でしたので、ぜひ訪れてみたかったのです。
鶴見線では唯一の高架駅です。
相対式ホームで、アーチ型の鉄骨が印象的ですね。
さて、ホームの階段を降りて改札に降りる途中ではこんな景色が…
おお…。
何とも言えない閉塞感が漂っています。
改札の外に出てみると、高架下の暗さと時が止まったようなテナントの古さが相まって、ただ怖いというより不安感がつのってきます。
駅の外に出ました。駅入り口はなんとも入りづらいですね。
国道駅の駅名の由来は鶴見線の高架と国道が交差する辺りの駅だったからです。
現在の国道15号線の上を走る鶴見線の橋は新国道架道橋という名前になっています。
『新』ということは『旧』もあります。それについては後程。
国道15号線ですが、国道駅開業時は京浜国道と呼ばれ、国道1号線の一部でした。
続きましては国道駅の入り口にあるものをご紹介します。
こちら、なんだか穴が空いています。
これは横浜大空襲の時に受けたP51による銃撃の跡です。その上の部分は後がひどかったのか分かりませんが、修復されています。しかし、かなり生々しいですね。
あまり有名ではありませんので写真を撮るのを忘れてしまいましたが、こちらの『三宝住宅社』さんの左部分にも銃撃の跡があるそうです。
改札は簡易Suica改札と切符の集札箱があるのみで、向かい合ったラッチ跡は無くなってしまったようです。
それでは国道駅のもうひとつの出口の方へいってみます。
自転車駐輪禁止とかいてあるのに大量の自転車が置いてあるのも治安の悪さを勝手に想像してしまいます。
Googleストリートビューより
こちらの出口を出ると住宅街ばかりです。
ここにも道の上に鶴見線の橋がかかっていますが、先ほどちらっとお話しした旧国道架道橋です。
画像に書かれてしまっていますが、この道は旧東海道で、まさに昔国道だったんですね。
それでは改札に入って階段を上っていきます。
最初に撮影した写真はそれぞれのホームを渡してある橋のような所から撮りました。
この駅で一番新しいものはこの駅名標ではないでしょうか。やけに綺麗です。
本当はもっと面白い箇所があるのですが、訪問した当時は知識がありませんで、紹介しきれませんでした。ぜひ再訪問したい駅ですからそのときはまた、ご紹介します。
今回もご覧いただきありがとうございました。