【大雪の金沢】大阪に行かないサンダーバード 臨時ダイナスターも敦賀へ！[2401大寒波(1)]

大寒波が襲来している北陸地方、金沢駅の鼓門前も雪景色になっており、平日とはいえ普段より観光客も少なめです。

今日は特急サンダーバード号と特急しらさぎ号が終日運休。北陸から大阪・名古屋方面への長距離列車が足止めされています。

その代替として、北陸地方内で臨時特急ダイナスターを運行。

関西地方と中で結ぶルートが寸断した、普段とは違う金沢駅の様子をお届けします。

こちらは金沢駅在来線改札前です。

特急サンダーバード・特急しらさぎ号が終日運休になったことで、金沢〜敦賀で8往復、約2時間おきに臨時特急ダイナスターが設定されました。

臨時特急ダイナスターは全車自由席で、指定席はありません。一方で定期列車の特急ダイナスター福井行きは指定席が設定されています。

サンダーバード・しらさぎ共に走っていないので、日中の指定席付き特急が空白となり、午前中の時点で夜の特急ダイナスターの空席状況が表示されていました。

特急ダイナスターは金沢〜福井で1日2往復設定されている列車です。2024年春の北陸新幹線敦賀延伸により、この特急ダイナスターも廃止されます

金沢〜敦賀では平日1往復、おはようエクスプレス・おやすみエクスプレスが走っているのですが、列車名的に分かりづらいので、ダイナスターを選択しているのでしょう。

ホーム上では駅員さんにより、敦賀まで臨時特急ダイナスターの運行の案内。

また、敦賀から米原・大阪方面への列車は、終日運休と放送がありました。敦賀から先は普通列車でも、関西・東海方面へ出ることはできません。

発車標や自動放送も『特急ダイナスター52号敦賀行き』に対応しています。

普段はダイナスターが来ない、鯖江・武生・敦賀との組み合わせは貴重です。

ホームの梁には乗車位置案内があって、サンダーバード・しらさぎのところが暗くなっていました。

12:10過ぎ、金沢の車両基地から681系6両編成が入線してきます。

清掃作業を行なっていたようで、清掃員の方々が車内から出てこられました。

列車の行先表示器も、敦賀との表示が出ています。

敦賀行きの特急おやすみエクスプレスは、3両編成で運行されます。

そのため敦賀行きと6号車の組み合わせを見ることは、非常に稀です。

なぜか一部の中間車両だけ金沢行きのままでしたが、1号車まで来ると正しく「敦賀行き」の表示です。

この列車はグリーン車も連結されており、グリーン車両で「敦賀」を表示することも普段はありません。

グリーン特急券については、車内で発売するとのことでした。

入線から2,3分ほどで、あっという間に発車。福井・敦賀までの臨時特急が走り出していきました。

終日全便運休しているサンダーバード、その中で1本だけ運行している便があります。

それが、金沢駅から七尾線へ直通する特急サンダーバード17号です。大阪〜金沢は部分運休しまして、七尾線内だけの運行になります。

通常は和倉温泉発着のサンダーバードですが、JR七尾線が能登半島地震の影響を受けて運休に。

七尾駅まで部分復旧したことで、先日七尾駅発着で運行再開しました。

大阪駅では「七尾行き」に完全対応していましたが、金沢駅では発車標の途中停車駅や、自動放送が「和倉温泉」のままでした。

使用車両は683系電車6両編成、金沢駅を始発として発車していきます。

お客さんはほとんどいらっしゃらず、北陸新幹線が動いていても、地震と大雪で観光客の足はまばらのようです。

サンダーバードを見送ったところ、奥からは北陸新幹線が発車していきました。

特急の運転休止で関西・東海と北陸の足が寸断しているように見えますが、新幹線は動いています。そのため東京を経由した迂回ルートで、関西まで行けるのです。

次回はその迂回ルートを利用、こちらもまた大雪に見舞われて速度制限を受けた、東海道新幹線にも乗車します。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。