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【都市から渓谷まで】名古屋地区の中央本線を各駅停車で行く[サロンカーなにわ城崎(1-3)]

2020年11月25日

 

多治見駅まで太多線でやってきました。

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ここからは中央線の普通列車に乗車します。多治見駅始発の列車です。

多治見駅を出発。

多治見駅からはしばらくするといくつかのトンネルへ入っていきます。

 

トンネルを抜けると左側に土岐川(愛知県では庄内川)が見えてきます。
そんな渓谷の近くにありますのが、古虎渓駅です。

 

古虎渓駅には5年前に訪れました。
周辺には僅かな家しかありませんが、少し離れた瀬戸市が名古屋のベッドタウンとなっているため、それなりに利用客はいます。

 

駅を出発してすぐ、左側に見えてくるのは中央線の旧線です。
多治見〜高蔵寺の旧線にある愛岐トンネル群は国の登録文化財になっており、秋になると特別公開が行われます。2020年は11月28日〜12月6日までです。

現在の愛岐トンネルを抜けると、再び庄内川が見えてきます。

1966年に中央本線の新線が開業するまで川の近くを走っていました。

 

定光寺駅に到着。山の斜面に作られた駅ですが、非常に高いところにホームがあるので非常にスリルがあります。名古屋駅から30分で行ける秘境駅として有名です。

 

定光寺駅の近くには千歳樓という旅館の廃墟があります。
何度か火災が発生しており、心霊スポットとして有名となり、不法侵入も多く発生していました。白骨化死体が発見されたこともあるちょっと怖い所です。

 

さて、ここまでかなり山中を走っていましたが、いよいよ町の様子が名古屋圏へと変わっていきます。

 

続いての停車駅、高蔵寺駅の手前では、左側から愛知環状鉄道線が合流。
愛知環状鉄道線は元々国鉄岡多線でしたが、現在では第三セクターとして運行しています。

 

この鉄道はJR西日本中央線と同じホームで乗り換え可能です。
1日5本名古屋から中央線を経由し、愛知環状鉄道の瀬戸口まで乗り入れています。愛知万博が行われたときには名古屋から万博八草駅まで、快速エキスポシャトルが運行されていました。

 

神領駅を出発。この駅は普通列車しか停車しない駅ですが、かなり大きな敷地をとられています。

 

駅の近くには神領車両区があり、中央線の電車がここに集められているのです。
そのため、早朝5:44には神領始発松本行きという普通列車もあります。

 

お次の春日井駅は市役所が近くあるものの、市の中心駅かどうかは微妙な所です。
春日井市内で最も利用客の多い駅は先程の高蔵寺となっています。

 

勝川駅に近づくと、マンションが増えてきます。
この地区は開発がかなり進んでいて、春日井市の中でもかなり発展している所です。

 

2009年に勝川駅が高架化された時、それぞれのホームの真ん中には城北線が入るためのスペースが作られています。
が、今の所その計画の実現は遠そうです。

 

城北線はJR東海の子会社、東海交通事業によって運行されています。この路線は非常に面白いので、またご紹介できればと思っている所です。

 

丁度向こうには城北線の勝川駅に列車が止まっていました。名古屋市内も通る路線ですが、気動車で運行されています。



ここまで春日井市でしたが、新守山駅からは名古屋市内です。

普通列車しか止まらない駅ですが、駅前にはショッピングセンターのアピタがあります。

 

大曽根駅に入線するところでは乗り換え路線の名鉄瀬戸線の高架ホームが見られます。
瀬戸線は名古屋駅へは向かわないものの、名古屋の中心部である栄と瀬戸を結ぶ路線です。

 

大曽根駅では他にもゆとりーとライン、地下鉄名城線へも乗り換えが出来ます。どんどん名古屋の中心部へ入ってきた様子です。

 

千種駅周辺になると、半地下部分を走っていきます。元々は平坦な土地だったのですが、この辺りを掘削し、当時地盤が軟弱だった名古屋駅周辺を埋め立てるのに利用したのです。

 

最後は鶴舞駅です。鶴舞駅周辺には名古屋大学医学部や名古屋工業大学など様々な教育施設が立ち並びます。
近くには鶴舞公園があり、ポケモンGOが流行ったときには多くの人で賑わいました。

 

さて、今回は金山駅で下車。中央線は名古屋まで行くのですが、別の企画上ここで降りないといけませんでした。
山の中の景色から一変、マンションの立ち並ぶ春日井へ入り、名古屋の大都市へと変わっていく面白い路線です。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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