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【JR九州 上下分離方式】西九州新幹線開業後 並行在来線はどうなる?

 

2022年秋、西九州新幹線の武雄温泉駅〜長崎駅が開業します。

2021年9月4日には全区間67kmの線路敷設が完了し、いよいよ開通の実感が湧いてきたところです。

 

西九州新幹線は整備新幹線のひとつ。そのため並行在来線は他地方と同様に、第三セクターへ移管されるのが通常です。

例えば同じ九州島内で九州新幹線が開業した時、鹿児島本線だった八代〜川内は肥薩おれんじ鉄道になりました。

今回は西九州新幹線開業による並行在来線の行く先についてです。

JR九州は2021年8月31日、西九州新幹線開業と同時に、並行する長崎本線の肥前山口〜諫早を上下分離方式で運行する申請を国土交通相に提出しました。

上下分離方式とは、駅舎や線路の設備管理と運行を異なる会社が行う方式です。

長崎本線においては一般社団法人「佐賀・長崎鉄道管理センター」(佐賀県鹿島市)が第三種鉄道事業者として駅舎や線路を保有し、JR九州に貸し出します。運行はそのままJR九州が第二種鉄道事業者として担います。

JR九州は線路修繕などを終えた上で無償譲渡、この方式は新幹線開業から23年間続けられると決められました。

 

当初、長崎〜諫早についてはJR九州のまま分離せず、諫早〜肥前山口は経営分離される予定でした。

しかし地元自治体の反発を受け、上下分離方式を採用することになったのです。



一方で運行方法は大きく変わる予定です。

現在全区間が電化されている長崎本線。肥前山口〜肥前浜は今後も電化のままですが、肥前浜~諫早間は電化設備が撤去され、気動車のみの運行になります。

2007年当時は佐賀県・長崎県・JR九州で維持費軽減を図るため、電化設備を撤去して非電化とすることが決められていました。

しかし2019年には肥前鹿島まで特急を運行するため、JR九州の負担で肥前山口~肥前鹿島の電化設備が維持されることに。

最終的には2021年6月、列車退避を行うために電化維持区間をひと区間伸ばし、2面3線構造の肥前浜駅まで延伸すると申し合わされています。



現在、肥前鹿島駅には45本程度の特急列車が発着しています。

2016年、佐賀県・長崎県・国・JRなどの6者合意により、博多〜肥前鹿島の特急本数を開業後3年間は14本程度、その後20年間は10本程度で運行することが確認されました。

ここまで、西九州新幹線の開業による在来線への影響を見てきました。

確かに不便になる部分もありますが、並行在来線をJR九州が運行したり、特急がある程度は存続されたりとまだ利便性が保たれているように思います。

 

新幹線はもちろん、変化の生まれる並行在来線についても楽しみにしたいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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