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名城線・名港線がセットになっている理由とは?名古屋地下鉄の歴史から見る。

2021年3月9日

 

大都市圏に作られるものと言えば地下鉄です。

名古屋市営地下鉄は6つもの路線網が張られており、多くの方が利用します。

いくつかの路線があるために、それぞれに設定されているラインカラーが路線図をカラフルにしてくれていました。

 

そんな中、違う路線なのに同じラインカラーの路線があります。それが、名城線と名港線です。

 

日本で唯一の環状地下鉄線、名城線から一本伸びている名港線。

まるで2つでセットのように扱われていますが、なぜ同じラインカラーでまとめられているのでしょうか?

まずは名城線と名港線の歴史から見ていきましょう。

1965年、地下鉄2号線の栄(栄町)〜市役所が敷設されました。

1967年には栄〜金山が開業、1969年に1号線は東山線、2号線は名城線の名前になります。

 

その後1971年に開業したのは現在名港線となっている金山〜名古屋港。同年には市役所〜大曽根も開業しました。

この当時、名城線は名古屋港駅〜大曽根の路線だったのです。

 

この路線が変化したのは1974年、金山〜新瑞橋が開業したことによります。

それでも名城線は名古屋港〜大曽根のまま。

金山〜新瑞橋は名城線4号線として案内されていました。

 

2000年には大曽根〜砂田橋が延伸、2003年に名古屋大学駅まで延びます。

しかしこちらの路線名も名城線ではなく名城線4号線。離れたところに同じ名前の路線があるという不思議な状態だったのです。

 

そして2005年に名古屋大学〜新瑞橋が開業したことで、遂に環状路線が完成しました。

これと同時に金山からの環状路線は名城線、金山〜名古屋港は名港線となります。

 

ちなみに正式な路線所属は今でも名古屋港〜大曽根が2号線、大曽根〜金山が4号線です。

なんだかずっと紫色の画像ばかりになってしまいましたが、名城線のラインカラーが紫色になったのは、東山線の黄色と反対色で目立つため。

黄色の画像で紫にうんざりした目を休ませてあげましょう。

それにしても紫を最初の方に選ぶのはかなり珍しいです。



さて、続いては列車がどのように運行されているのかについて注目します。

こちらの時刻表は名城線と名港線の乗換駅である金山駅のものです。

1番線は名城線左回り、2番線は名港線が発車するホームになっています。

名港線の列車が発車するのは2番線のみです。

 

ダイヤのパターンとしては、名古屋港行き名城線左回りが交互に発車していきます。

 

一方で3,4番線は名城線右回りのホームです。

 

日中大曽根行きになっているのは名古屋港駅からやって来た列車。注釈のない右回りの列車は名城線をぐるぐる回っています。



それでは実際に名港線に乗りたいと思います。

駅名標には駅ナンバリングがE01M01の2つが並んでいました。

 

列車は栄方面からやってきて、車内には多くのお客さんが詰め込まれています。

しかし金山駅で沢山降りていかれるため、席が全部埋まるかどうかくらいの人数になりました。

 

名城線左回りの列車が直通し、名港線・名古屋港行きとして走ります。

 

しばらくはそれなりにお客さんがいらっしゃいましたが…。

 

途中の港区役所駅でガラガラになってしまいました。

 

金山駅から12分、名古屋港駅に到着です。

 

列車が到着すると、向かいに停まっていた大曽根行きの列車が出発します。

 

ホームに停まる列車がバトンを渡すように発車しており、終着駅でよく見られるダイヤです。

 

名古屋港駅の近くには名古屋港水族館があり、ペンギンさんもいました。

 

名古屋港駅の周辺は大きな道路が敷かれており、名古屋の都心から落ち着いた雰囲気です。

 

名古屋港水族館を中心とした観光施設が建つ地区で、住宅は少ないため1日の乗車人数は5000人台となっています。

 

名城線が環状線であることからも、一見おまけのような名港線。

しかし名城線へと直通する列車のルートは2号線として走る、この路線の威厳を見せてくれました。



今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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