九州

【鹿児島〜那覇フェリー】飛行機より遥かに楽しい!あけぼの号2等洋室寝台に乗船

2020年12月26日

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本州から沖縄へは、ほとんどの人が飛行機で行くことでしょう。それ以外の方法があるということを知らない方も多いかもしれません。

 

しかし今回やって来ているのは港です。
ここ、鹿児島新港から那覇まではフェリーがあります。

 

飛行機なら1時間のところ、丸一日かけていく船旅。
ぜひ皆さんにその魅力をお伝えできたらと思います。

鹿児島新港

発券所や乗り場へはエスカレーターへ上がっていきます。

 

乗船券は電話予約か直接の購入になります。
インターネット予約もできますが、基本的に雑魚寝のところだけのようです。

今回はせっかくなので寝台、2等洋室にしました。

 

フェリーターミナルには売店もありますが、品揃えはあまり良くないように思います。

 

出港まで時間がかなりあるので歩いて30分ほどの鹿児島中央駅へ行くことにしました。

鹿児島中央駅から鹿児島新港へはシャトルバスが運行されています。

本数はフェリーの出港時間、入港時間に合わせたそれぞれ1本のみです。
鹿児島中央駅 東口5番のりば16:30発、運賃は160円となります。

それでは船に乗り込みましょう。

受付の方に乗船券を見せ、ブリッジを渡っていきます。

 

最初に迎えられるのは大きく広がる階段です。ものすごい豪華というわけではありませんが、やはりデザインはキラキラしてますよ。



寝台の紹介

それでは2等寝台を紹介していきましょう。それぞれの部屋は重い金属の扉で閉じられていました。

 

扉の中には2段、8つの寝台が並んでいます。ブルートレインのB寝台を並べて、扉をつけたようなものです。

 

寝台にはカーテンがつけられているので、他のお客さんからの目も気にならないようになります。

 

寝台には少し硬めの四角い枕、そして大きな毛布がありました。部屋に窓がないのは少々残念ですが、構造上仕方ないのでしょう。

 

壁面には照明と、簡単なものをおける網棚がついています。

 

照明の下にはそのスイッチ、コンセントは1口ありました。

 

寝転ぶとこんな感じ。奥に荷物を置いても足が当たるか当たらないかくらいですのでかなり広々しています。

 

18:00丁度、鹿児島を出港します。もうすぐ真っ暗になる所、桜島の煙が見送ってくれました。



レストラン

船内にはレストランがあり、夜、翌朝、昼の時間に食事を摂ることが出来ます。

 

元々はバイキング形式だったそうですが、新型ウイルスの影響で事前オーダー制、メニュー品数も制限されました。

 

唐揚げ定食、カレー(サラダ付)、ラーン、うどんの4品になっています。

 

他の人たちが注文していたのにつられて、唐揚げ定食を頼みました。大きくてカリッとした唐揚げを食べられて本当に美味しかったです。

 

レストランの横には自動販売機が並んでいて、船内だからといって特に高くは感じませんでした。

 

レストランで食事が出来なくても、自動販売機でインスタント麺を買えます。お湯もレストランで入れられるので安心です。

 

薩摩半島と大隅半島に囲まれた錦江湾を進み、鹿児島の夜景を見られます。
これを過ぎるとだいぶ電波も繋がらなくなってきました。あらかじめ本を持っていったり動画をダウンロードしておいたほうが良いですね。



シャワー室

この船には大浴場はないものの、シャワー室があります。
それぞれ個室のように分かれていて、10室くらい並んでいたように思いました。

 

脱衣所には服を置いておける箱があって、カーテンで仕切られます。

 

ただ、シャンプーやボディーソープ、タオルなどは無いので持ってくる必要があるようです。

 

シャワーあがりに売店でアイスを買ってきました。
寝台で壁に持たれかかりながら、リラックスしていられる船旅はとても快適です。

 

20:00頃、船の外へやってきました。

 

遠くにぼんやり見えるのは本土最南端の佐多岬灯台です。本当に真っ暗で何もない中にぽつんと浮かぶ温かな光。これを最後に船は大海原の闇へと入っていきます。



さて、寝台でゴロゴロしていたらいつの間にか眠ってしまっていました。起きたのは早朝4時半頃。

奄美大島は名護港へ到着する放送で起きることになりました。

 

乗っていられたのはほとんどが運送や漁業関係っぽい方々だったのですが、多くはここで降りていかれます。

 

ターミナルには沢山のコンテナが積まれ、飛行機での輸送が困難なものが多く運ばれているのです。

 

港に着いている時に開いていた売店にて購入したチョコメロンパンで朝ごはんとします。
朝食もレストランで食べられたようなのですが、てっきりないものだと思っていたので買ってしまいました(笑)

 

6時前のまだ暗い中、名護港を出港しました。



まだぼや〜っとした中なので二度寝。眠くなったら寝台へ行ってゴロゴロしていれば良いのです。

 

目を覚まして甲板へ出てみると一面曇り空ですが明るくなっていました。

 

雨も降っていたので床はビショビショ(笑)
上階の床に振り込む雨も下の階へと降りてくるので、こんな感じで大きな水たまりが出来てしまいます。

 

売店で何か買おうと思ったのですが、閉まっていました。鹿児島新港を出てしばらくの夜間を除いて、港発着時のみの営業となっているようです。

 

そんなときに助かるのがこの自販機。お菓子も売っており好きなときに買えて、売り切れになってもきちんと補充されている様子でした。

 

動画をダウンロードして置いても口は寂しいもの。ついついお菓子ばっかり食べてしまいます。



徳之島に入港しました。

離島でよくあるお出迎えの標語が迎えてくれます。

 

港ではトラックなどが忙しく動き回っていました。

 

寝台にもコンセントがあるのをご紹介しましたが、受付周辺の公衆電話付近にも共有の充電スポットがありました。

 

この公衆電話もEdyで支払えるというスグレモノです。

 

続いては沖永良部島の和泊港。

 

こういう離島なんかも夏にサイクリングしたら楽しそうですね〜。



昼食の時間になったので、レストランへやってきました。

お昼のメニューはカレー(サラダ付)、牛丼、うどん、ラーメンがあります。

 

選んだのは海軍カレーにかこつけてカレー。甘辛いルーが船旅を彩ってくれました。

 

レストランの窓側の席からは僅かではあるものの、海が見られます。和泊港を出港していく所です。

 

鹿児島県最後の島である与論島に入りました。

 

ここまで来るとやけに海が綺麗になってきます。透き通るような青い海、こんな色の海を見たのは初めてです。

 

与論港にはこれまで見られなかった観光バスが2台やってきました。おそらく団体ツアーのお客さんがぞろぞろ通りてきて、タラップを登ってきます。

 

何台ものフォークリフトがフェリーに入っていって…。

 

コンテナを中心とした荷物を携えて降りていきます。なんだかこうしてみていると動物を見ているみたいな動きが面白いです。

 

こちらのコンテナには郵便マークがついていて、おそらくゆうパックなんかが集配されていくのでしょう。



さて、ついに沖縄本島の北部、沖縄本部港に入港しました。

本部港という名前からすると沖縄の本部の港なのかと思ってしまいますが、国頭郡本部町という地名です。

 

与論島からお乗りになった団体の方々はここで下船。再び観光バスで出発するようです。
南西諸島を巡るツアーなのでしょうか、島同士を紡ぐ交通として使われています。

 

時刻は5時過ぎですがまだ明るいです。このまま沖縄本島沿いを進んでいきます。



ずっとお世話になってきた寝台ともお別れです。

ここからは甲板に出て最後の景色を目に焼き付けていきます。

 

まだ少し遠いですが、沖縄の街の灯りが島の形をなぞっています。

 

上空からは結構な頻度で轟音が聞こえてくるようになりました。沖縄県に来たと実感する要素のひとつです。

 

だんだんと那覇のきらびやかな夜景が近づいてきました。

 

沖縄は離島だからというバイアスがかかってしまいますが、決して小さな街ではありません。中心部ともなれば立派な灯りが街をカラフルにします。

 

19:00丁度、これまでの港と同様、コンテナが多く積まれた那覇港に入港しました。

 

下船時には乗船券が回収されてしまうので、記念に持ち帰ることは出来ません。フェリーは全員下船できているか等安全確認のために回収するのが基本です。
無くしてしまった場合は改めて購入が必要ですのでお気をつけて。

 

エスカレーターで下っていきまして個人的な事ですが最後の都道府県、沖縄県に降り立ちます。

 

長い間乗っているこの空間が生活の場となって、最後には那覇の夜景が迎えてくれる、沖縄までフェリーで来たのは本当に正解だったと思います。

 

那覇側のフェリーターミナルのアクセスは結構便利。ゆいレールの旭橋駅から徒歩9分で行くことが出来ます。

 

ここから沖縄県を楽しむため那覇市の中心部、国際通りへ向かうことにしたのでした。

飛行機よりも遥かに『線』の移動を楽しめる船旅、ぜひ皆さんも沖縄へ行かれる際、時間はかかれどフェリーを利用してみてください!

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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