名鉄 岐阜

【本日閉館】貴重な展示物がたくさん 名鉄資料館に行ってきた【広見4】

2020年12月25日

 

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岐阜県可児市、名鉄資料館にやってきました。こちらの資料館は本日2020年12月25日で閉館となってしまいます。

 

閉館の報道がされてから事前の予約がいっぱいになってしまい、行く機会はないものと思っていました。しかし予想外にも縁あって、最後に行くことが出来るようになったのです。

 

ちょうど名鉄がこちらのロゴになった頃に開館した名鉄資料館、個人的に特に面白いと思った展示を中心にご紹介します。

第一展示室

最初は今でも多くの人たちに大人気、特急北アルプスのヘッドマークです。
北アルプスと言ってイメージする8500系ではなく1つ前、国鉄色の8000系につけられていました。

 

こちらはパノラマドームカー構想模型です。
パノラマカーといえば先頭の2階に運転室、1階に展望席がありましたが、こちらは加えて後部の2階部分にドームがつけられる予定だったそう。

 

実現はしなかったものの、こんなところから景色を見下ろすなんて新鮮で楽しそうですね!

 

展示物の横にはモンキーパークモノレール線の座席が置かれていて、モノレール特有の遊具感が出ています。

創業当時の資料

名鉄はたくさんの私鉄が合併していって大きくなった鉄道会社。最初は愛知馬車鉄道から始まり、名古屋市内に路線が作られました。

 

もちろんこのような展示も面白かったのですが、個人的に興味があるのは戦後以降など馴染みある展示物です。

きっぷ

きっぷの展示は非常にたくさんありましたが、全て紹介はしていられないので、一部の気になったものを紹介していきます。

 

名鉄から高山本線へ乗り入れていた特急北アルプスの特急券。名鉄名古屋より先、神宮前駅まで走っていたときのものです。

 

さらに神宮前から東岡崎までのディーゼル特急券。
こんな名前の特急券があったとは知りませんでしたね。

 

こういうきっぷを見る上で自分の住む地域のものを無意識に探してしまうものです。今村駅は新安城駅の旧駅名、一色口駅は2006年に廃止された三河線、吉良吉田〜碧南にあった駅です。
また、これらのきっぷは名鉄ではなかった頃に発行されたもの、『碧海鐵道』と書かれています。

 

展示されているのは旅客きっぷだけではなく、こちらは鉄道省貨物引換証。この方は広島県の海田市駅から運ばれたものを受け取ったということです。



記念きっぷ

現在ではJR、名鉄、地下鉄の乗換が出来る一大ターミナルとなった金山駅。元々はただの1つの駅としての、金山橋駅でした。
金山総合駅として開業した記念のきっぷです。

 

1979年、梅坪〜赤池が開通したことで発売された、豊田新線開通記念きっぷ。当時は豊田線と豊田新線の名称が混在していました。
これによって豊田から名古屋へのアクセスの選択肢が増え、便利にもなったのです。

 

こちらは名鉄犬山線・地下鉄鶴舞線相互直通運転記念きっぷ。
1993年に鶴舞線が全通したことで豊田線だけでなく、犬山線との相互直通も可能になりました。

 

2020年に全線開業から40周年となった知多新線。当時の知多新線全線開通記念きっぷです。

 

東海道新幹線 岐阜羽島駅へアクセスのために建設された羽島新線は1982年に開通しました。
きっぷには羽島線に欠かせない東海道新幹線も映っています。

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一方こちらは開業とは対称的に、挙母線おわかれ乗車券。岡崎井田駅から上挙母駅を結んでいましたが、1962年に廃止されました。



紙以外の記念きっぷ

こちらの記念乗車券は紙で作られたものではありません。

まずは常滑線開業70周年記念きっぷ。常滑にちなんで、常滑焼のきっぷです。相当分厚くて、入れ物の箱もあります。

 

続いては瀬戸線栄町乗り入れ5周年きっぷ。
こちらは結構小さめですが、明治時代から瀬戸市で製造されているファインセラミックで作られています。

 

最後はステンレス製のきっぷ。1982年に可児市が誕生したことを記念して発行されました。

これら3枚のきっぷは全て1980年代のもの。さすが好景気からバブルにかけての時代ですね…。やることが違います(笑)

 

きっぷだけではなく記念manacaも展示されていました。デビューから全国利用可能、その他まであります。

被服

こちらは昔ながらの腕章です。車掌は赤色、指導者は紺色という点は同じですが、書体から時代の流れが感じられます。

 

他にも名鉄の車両のデザインがされたネクタイピンも展示されていました。

 

名鉄の方々が身に着ける制服です。男性の方は比較的変化ありませんが、女性の方は相当変わっていますね。



 

第二展示室

こちらでは様々な備品等が展示されています。

 

2010年まで大曽根駅に設置されていたという柱時計。『コツコツコツと予算確保』と書いてあり、おそらく駅事務室の中で使われていたのでしょう。

 

こちらは本宿駅の旧駅舎、塔屋先端部です。

 

モダンな駅舎に八角屋根、銅板葺きの塔屋が乗っていました。こちらの展示物は地元に保存されていたものを寄贈されたそうです。

 

蒲郡線 形原駅、昔の鳥居型駅名標です。
昔の駅の様子を映したモノクロ写真で見たものを、目の前にすることができました。

 

そのお隣には岐阜で走っていた路面電車の停留場の看板も残っていました。
朱色に白文字が書かれていている様子や下部分の広告からも昭和感が感じられます。



レール

あまり鉄道設備には詳しくないですが、それでも面白い所はあるものです。

こちらは双頭レールと呼ばれ、イギリスのダーリントン社が製造しました。
現在の線路とは違って、断面が上下が対称になっています。当時の日本にとって鉄は貴重でしたから、片面を使い古したらひっくり返してもう一度使う、ということをしていたのです。

 

一方こっちは路面電車用の線路、溝付レールです。車輪を乗せるための受け皿があることで道路上でも列車が走れます。

 

案内表示器

様々な組み合わせの行先や種別が光る行灯式行先表示器。行灯式は通常簡単な案内に留まりますが、こちらは比較的複雑です。
太田川駅が高架化に際して仮駅舎に移行するまで設置されていました。

 

現在名鉄ではなくなってしまったパタパタ、反転盤式行先表示器。こちらは犬山駅に設置されていた4段式で、かなり大きめのものです。



社紋付き瓦

西尾鉄道は1926年に愛知電気鉄道が合併、その後名鉄になりました。
右側は鬼瓦で、福地駅の駅舎で使われていたそうです。

 

一方こちらの鬼瓦には1941年、名鉄に合併された三河鉄道の社紋が入っています。小垣江駅の駅舎で使われていました。

 

系統板

車両先頭部に差し込む系統板が展示されています。

 

他にも特別仕様の系統板がずらっと並んでいて万博招致や第1回名鉄杯など、そんな頃もあったんだなと思われるものがたくさんありました。



最後はジオラマ、座席を見ていきます。

本来は運転も出来るそうなのですが、新型ウイルスの影響でそれは無くなってしまいました。しかし往年の車両が沢山あって、名鉄好きが喜ぶものをよく分かっています。

 

ジオラマの前にはミュースカイ、初代パノラマカー、パノラマスーパーの座席が展示されていました。初代パノラマカーの座席を見られるのは結構新鮮です。

 

名鉄資料館には大変貴重な資料が沢山詰まっていて、このまま見られなくなってしまうのは本当に惜しいです。

 

きっとまた特別に開放してくれるのではないかと期待したいと思います。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

同行した方の動画です。僕の紹介していないものも多数ありますから、ぜひご覧ください。

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