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日本には様々な交通系ICカードがあります。
その中でも主要な全国相互利用可能ICカードとして設定されているのが、各都市10種類のカードです。
そんな10種類のカードのうちの1つ、nimocaのエリアは次の通り。
福岡に佐賀、長崎、大分、宮崎、熊本。九州各地に広まっていますが…。
なんと北海道まで含まれています。
なぜ北海道でnimocaエリアとなっているのでしょう…?
今日は北海道エリアの中心都市、函館に来ています。
函館でnimocaを買ってみます。駅前バスのりばにある案内所で販売されていました。
西日本鉄道など、九州で売られているnimocaはこのようなデザインで、フェレットが描かれています。
こちらが函館のnimoca、ICAS nimocaです。
函館市は1992年、北海道初の磁気カードを導入しています。その名前が函館の魚であるイカから取られた「イカす」でした。
その後機器の更新時期にあたったことでICカードのnimocaを採用、磁気カードを襲名してICAS nimocaとなりました。
しかし、ただICカードを導入したいだけならSuicaなどでも良かった訳です。なぜ九州のICカードnimocaを採用したのでしょうか。
一番の理由は函館市を走る民間のバス路線と函館市電の相互連携を高めるためです。つまりバス路線と市電を乗り継ぐ際の割引を受けやすいようにしようとしていました。
西鉄グループの「nimoca」はバスと電車を組み合わせたサービスに強いのです。
西鉄グループは西日本鉄道とともに、日本最大級の輸送人員を誇る西鉄バスまであります。nimocaは、そんな大規模なバスと鉄道の複雑な運賃体系や路線に対応しているのです。
そんなnimocaは路面電車とバスが行き交う函館の街にとって最も適したものでした。
それまで現金や磁気カード「イカす」による乗り継ぎでは、手間がかかっていた乗継割引。
ICAS nimocaならば乗車と降車のときにタッチするだけです。
さらにnimocaにはポイント・ボーナスポイントのシステムがあります。
利用金額や会社によって異なりますが、このようなポイントがあるのは交通の利用率を底上げする効果を作り出すでしょう。
バス・鉄道を組み合わせた割引サービスのシステムを備えたICカード。この仕組みを作った西鉄のカードは遠い北の大地にまで影響を及ぼすことになりました。改めて西鉄のICカードが素晴らしいものだったのだと思い知らされます。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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