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【私鉄最長】加納→茶所の400mを3時間かける名鉄最長大回りへ【なにわ6】

 

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今日は名鉄名古屋本線の加納駅に来ています。
名鉄岐阜駅のお隣の駅です。

 

名鉄では大回り乗車が可能です。その中でも駅間距離の一番短い、加納駅から茶所駅の400mを移動します。

加納駅・茶所駅周辺には踏切があり、交差する車の流れを阻害しています。そのため高架化事業が計画されているのですが両駅の駅間距離が大変短いため、将来的には統合される予定です。

 

今回のルートはこんな感じ。
名鉄岐阜から各務原線、犬山線を経由し、須ケ口からは津島線、尾西線を通って茶所駅へ戻ります。
名鉄ではもちろん、私鉄では最も長い1社内の大回りルートです。

 

購入するきっぷは初乗り運賃である170円。

 

この改札に入れてしまえばしばらくの間外には出られません。
名鉄最長大回りの旅の始まりです!


最初に乗車する列車はこちら。

名鉄岐阜行きの普通列車です。特急列車のような車両がやってきました。

 

名鉄岐阜駅の構内に入る所は20mだけ単線になる区間があります。
上に通っている高山本線の高架の柱に挟まれているため複線化が不可能なのです。

 

名鉄岐阜駅側から振り返って見ると、単線区間から4つの線路に分かれていき、列車はそれぞれのホームへ入っていきます。

 

名鉄岐阜駅に到着しました。ここからは各務原線に乗り換えです。

 

各務原線のホームは名鉄名古屋本線とは違うところにホームがあります。
名鉄名古屋本線は1914年に美濃電気鉄道笠松線の新岐阜駅、各務原線は1928年に各務原鉄道各務原線の長住町駅と、別々の駅として開業しました。
最終的に一つの名鉄岐阜駅になったためホームが離れており、駅舎も別々になっているのです。

 

各務原線のホーム上にはコーヒーメーカーの自動販売機がありました。
大回り乗車において改札内の売店なんかが重要になりますが、岐阜駅には改札内にファミリーマートもあります。

それでは各務原線で新鵜沼駅へ向かいます。

田神駅から先ではなんとなく線路が敷かれていたような路盤が見えてます。
こちらは田神線の廃線跡です。2005年まで美濃町線の競輪場前駅から田神駅を経由し、名鉄岐阜駅まで乗り入れていました。

 

新加納駅に到着。
スタート地点の加納駅に"新"がついたのではなく、『新加納宿』という宿場町が駅名の由来です。

 

この駅はイオンモール各務原の最寄駅となっているので混雑することもあります。

 

左側に見えますのはJRの那加駅。
名鉄各務原線は高山本線と並走するため、いくつかの駅で乗り換えができます。



新鵜沼駅に到着しました。

ここからは豊橋行きの列車に乗車します。犬山線から名古屋本線へ直通する特急です。

 

新鵜沼駅を発車してすぐ渡る橋は犬山橋。2000年までは鉄道道路併用橋でした。

 

渡っているのは岐阜県と愛知県の県境、木曽川です。ヨーロッパのライン川に似ていることから志賀重昂によって日本ラインと名付けられ、名鉄広見線には日本ライン今渡駅もあります。

 

犬山橋を渡った先の犬山遊園駅に到着。
2008年まで犬山モンキーパークモノレール線がこの駅から伸びていたのですが、現在では観光地へのアクセスはすべて犬山駅へ集約されてしまいました。

 

2020年5月に高架化が完了した布袋駅を通過します。まだ旧線は分かりましたが、今後整備されていくのでしょう。

 

名古屋市に入り、上小田井駅周辺で城北線の高架下を通ります。

 

枇杷島分岐点のデルタ線へ入線しました。
右側に見えるのは犬山線から岐阜方面へ直通する線路ですが、そのような旅客列車は走っていません。

 

そして、今度は岐阜と名古屋を結ぶ線路が近づいてきました。
この大回りのルートでは枇杷島分岐点から名鉄名古屋駅までの区間が重複乗車になります。
しかし、枇杷島分岐点を通って最初に停車する駅までの重複が認められているため、名鉄名古屋駅まで乗車して岐阜方面へ折り返すことができるのです。

 

名鉄名古屋本線へ入り、庄内川を渡ります。



名鉄名古屋駅からは準急佐屋行きに乗り換えです。

須ケ口駅からは津島線へ入り、尾西線との乗換駅である津島駅を目指します。

 

思っていたよりも住宅が多く、名古屋の方へ通勤する方が多く住んでいらっしゃるのかなという印象です。

 

駅には大きなロータリーも整備されていて、想像以にそれぞれの駅が十分な設備が整っていました。

 

失礼ながら津島線は田んぼの景色が多いイメージがあったのですが、やはり名古屋へのアクセスが便利な点は強みであると感じます。

 

日光川を渡ります。もこもこ雲が川にも映って視界の8割がもこもこです。



写真では撮れなかったのですが津島駅の近くにコンビニのポプラがあってものすごく驚きました。愛知県にもあったんですね。

高校生がたくさんいる津島駅で乗り換え、尾西線へ入ります。

 

列車の揺れによってウトウトしながら、名鉄一宮へ向かいます。

 

いつの間にか到着した名鉄一宮駅からは特急に乗車。



1区間だけ乗って、新木曽川駅に到着しました。

駅名標風の看板に史跡案内がなされていて、JRみたいです。設置したのは名鉄ではなく一宮市教育委員会とのこと。

 

特急から乗り換えまして、普通岐阜行きに乗車。いよいよ最後の列車です。

 

木曽川を渡ります。輝く夕日と水鏡を眺めながらいよいよゴールへ…!



名鉄名古屋本線の茶所駅に到着しました。

お隣の加納駅からたった170円。あれだけぐるぐる回ったのにこんなに楽しめるのは非常に魅力的です。

 

茶所駅の駅前には中山道加納宿の指標が置かれていました。加納と茶所の近さが伺えます。

 

しかし、最初にもご紹介したようにこの辺りは将来高架化、両駅は統合されることになっています。
名鉄だけでなく私鉄でも最長の大回りであるこのルートが短くなってしまう前に400mの移動を楽しんでみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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