九州 JR

【筑豊本線のローカル区間】原田線に乗って炭坑の街だった名残を楽しむ【九州一周24】

鳥栖駅から鹿児島本線で原田駅へ来ました。

前回
明治時代の鉄道の雰囲気を今に伝える 鳥栖駅の駅舎は見るべき!【九州一周23】

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原田駅は鹿児島本線と筑豊本線の分岐駅です。

 

今回乗車するのは筑豊本線の原田〜桂川。原田線と呼ばれるのが一般的です。

JR九州はこの辺りの路線について愛称で案内しています。

正式には筑豊本線が原田〜若松、篠栗線が吉塚〜桂川なのですが、原田〜桂川を原田線、博多から桂川、黒崎を福北ゆたか線と呼んでいるのです。

確かに同じ筑豊本線でありながら桂川を境とした東西では毛色が違います。今回は筑豊本線の中でもローカル感あふれる原田線を皆さんに知って頂けたら嬉しいです。

原田線は0番線から発車します。

 

原田から桂川までの区間は1日8往復しか走っていません。
基本的にはこの列車が1日じゅう行ったり来たりする運行の仕方になっています。

 

筑豊本線は66.1kmであり、かつては日本一短い本線でした。しかし、留萌本線の留萌〜増毛が廃止されて50.1kmになったことで、現在では日本一でなくなっています。

列車は原田駅を出発。

ちょうど鹿児島本線にはED76型が牽引する貨物列車がやってきたところでした。九州島内で活躍する機関車です。

 

ちょうど西鉄天神大牟田線と交差します。

 

最初の駅、筑前山家駅に到着しました。
小さなお寺みたいな駅舎になっています。

 

列車からの出口は左にあるのですが、反対側の右側にも線路の敷かれていないホームが残っていました。
かつて筑豊本線は非常に重要な路線だったのですが、石炭輸送の役割も終えたため設備が縮小されています。

 

福岡市内線を走っていた西鉄500系507号が保存されていました。北九州線車両保存会という団体が補修作業などをなさっているそうです。
他にも西鉄バスも保存されているそうですが、突然現れたので見ることはできませんでした。



列車はいよいよ筑豊本線の難所である冷水峠へ向けて走っていきます。

冷水峠の歴史は鉄道が走るずっと前、江戸時代にまでさかのぼります。
参勤交代で江戸へ向かう時に福岡藩の城下町を他の藩の人々が通るのを避けるため、黒田官兵衛が冷水峠を通るように支持したことから始まっています。

 

険しい冷水峠を抜ける全長3kmの冷水トンネルです。
続いてはここを走っていた寝台特急についてご紹介します。
かつて飯塚などが今よりずっと大きな街だった時、博多を通らずに長崎等へ抜ける寝台特急がありました。

 

それは寝台特急あかつき3号です。本州からやってきた列車を門司で分け、筑豊本線経由と鹿児島本線経由の列車とし、それぞれ長崎へ向かわせていました。このような運行は1985年まで行われています。
ちなみに鹿児島本線よりも筑豊本線経由のほうが距離は短いのですが、30〜40分長くかかっていたそうです。



トンネルを抜け、筑前内野駅に到着

向こうには短めのホームが見えてきました。あそこではかつて貨物の取り扱いをしていたのです。

 

こちらの駅舎はログハウスみたいなものでした。
原田線の駅は簡易駅舎に建て替えられているようですが、それぞれにデザイン性があって良いですね。

 

線路は比較的高いところを走るため、奥の山々の下に広がる田んぼを見下ろせます。

 

お次は上穂波駅。
こちらの駅も例によって使われなくなったホームが残され、線路も剥がされています。
原田線は1日8往復しか無いのですが、このように設備が撤去されているため行き違いができなくなっているのです。

 

上穂波駅の駅舎は比較的大きく、飯塚市商工会筑穂支所が入っています。

 

さて、かつてこの辺りには炭鉱があったのですが、上穂波駅からは上穂波坑専用線が走っていました。
進行方向すぐ左にある敷地がまさにその跡地です。

 

廃線跡は道路に転用されているようなので、あまり遺構は残されていません。

 

まもなく終点の桂川駅に到着します。
この周辺には貨物列車だけが走った筑豊本線の支線の跡が残っているようです。

 

原田から桂川までの20km。短い区間ではありましたが石炭輸送で栄えたかつての遺構を見ているのはとても楽しいものでした。
原田線の魅力はかつては重要な路線だったという名残に注目していくのが良いでしょう。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

次回
石炭輸送の中枢・飯塚を走る筑豊本線に乗車【九州一周25】

筑豊本線で原田駅から桂川駅へやってきました。 乗り換え時間で駅を見ていきましょう。 桂川駅では明らかに新しそうな道路が作られていて、駅舎とは反対側のまちづくりが行われている所でした。   桂 ...

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目次
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