中国・四国 JR

【銀河の夜明け】朝日に照らされ山陰を走るWEST EXPRESS銀河乗車記【W.Exp.銀河2】

2020年9月18日

 

WEST EXPRESS銀河の写真は鉄道系動画投稿者の西園寺さんによって撮影されたものです。ご協力ありがとうございます

前回
【復活した夜汽車】WEST EXPRESS銀河旅行記 〜静まる幹線を走行〜【W.Exp.銀河1】

『WEST EXPRESS銀河』の写真は鉄道動画投稿者 西園寺さんによる撮影です。ご協力ありがとうございます。 今後、画像などを追加・追記することがあります。   (Wikipediaより) ...

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昨夜京都駅を発車し、関西・山陽の都市圏を走り続けたWEST EXPRESS銀河。
岡山駅で2時間停車した後、中国山地を走っているところです。

 

5時22分、そんな列車の中でアラームが鳴ります。
グリーン個室でもアラームは設置されていませんので、スマホによるものです。

 

ベッドの状態から座席に戻したものの、壁山さんはかなり眠そうなご様子でした。

銀河の夜明け

午前5時半、中国山地で夜が明けました。
銀河は夜の輝きを保ちながら、山の中を走っていきます。

 

6時2分、生山駅で30分停車します。
中国山地の中にあって霧が立ち込め、結構肌寒いです。

 

ホーム上では地元の食材を使用したトマトジュースやカレーが販売されていました。
新型ウイルスの影響で運行開始はGWから伸びてしまっており、地元民にとっても待望していた列車に違いありません。

 

ここでは始発の特急やくもとすれ違います。

 

どちらも長い間使われ続けている列車。
WEST EXPRESS銀河も山陰、そして西日本全体の顔となるような列車になることを願います。

 

車内ではホーム上で購入したトマトジュースをいただくことに。塩ありと塩なしの2種類があります。
かなりドロッとしていて、想像以上に甘いみたいです。これなら苦手な方でも大丈夫かもしれません。

 

6号車のフリースペースには山陰のひんやりとした風が窓から入り込みます。

このあたりで西園寺さんの視聴者さんなどが他の座席の撮影に協力してくださったそう。

【最高の列車】WEST EXPRESS銀河の車内を探検する【W.Exp.銀河3】

    『WEST EXPRESS銀河』の写真は、下に何も書かれていないものは西園寺さん、(hakaseさん撮影)と書かれているものはhakaseさんによる撮影です。ご協力ありがと ...

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僕の記事にも利用させていただきました。ありがとうございます。

 

この列車が走っていく時はちょうど小学生等の通学時間帯に当たるようで、驚きの顔で見られるようです。いつもとは違う列車に乗っているということを感じられます。

 

いよいよ日本海側に近くなってくると、中国地方の最高峰、『大山』が見えてきました。
綺麗に朝日に照らされているわけではないですが、その雄大さは感じられます。

 

かつての荘厳な国鉄駅舎が解体されることになった米子駅に到着しました。
米子というとゲゲゲの鬼太郎のイメージです。本当はお隣の境港市なんですけどね。

 

昨夜の夕食に引き続き、朝には銀河特製幕の内弁当を受け取ります。

 

大山鶏、紅ズワイガニ、砂丘らっきょう等が入っており、どれも鳥取県の名産です。
山陰の旅行をより楽しませてくれます。

 

島根県に入りまして海外でも有名な日本庭園、足立美術館のある安来駅に到着しました。

 

WEST EXPRESS銀河のおもてなしとして、『WELCOME SAN-IN』の横断幕とともに記念撮影も出来ます。
更に写真撮影用のうちわなんかも用意されていました。

 

光り輝く瑠璃紺色の列車は、ここでスーパーまつかぜとすれ違い。

 

更に反対方向のスーパーまつかぜに追い越されます。
この列車は至るところで定期列車を待ち合わせられますが、この旅をその分長く楽しめているのは、むしろ魅力です。

 

高架線を上っていき、松江駅に到着。

 

こちらでも地元の方々が横断幕を掲げ、旗を振り、衣装なんかまで用意されていました。

 

グリーン個室の一番の魅力はまるで家のように、列車の中で過ごせること。
リラックスしたければ寝っ転がりながら、車内のWi-Fiを利用して面白いYouTuberの動画も見られます。

 

サンライズは停車しない玉造温泉駅にも止まります。
すごく有名な観光地とは思いませんが、山陰の旅行に便利なところに多く停車してくれるのは素晴らしいところです。

 

右手には宍道湖が見えてきました。
サンライズでも観光案内がなされる場所です。

 

宍道駅に到着。もう終点の出雲市駅まではあとわずかひと区間。

 

しかしお二人ともまさかの二度寝。
出雲市駅に到着しても気づいておりませんでした。

 

夜をまとった車両は朝の光を受けながら、12時間以上をかけて出雲市駅に到着。

 

WEST EXPRESS銀河は明らかに採算が取れない列車。
そんな列車を運行する目的に一つに沿線自治体の魅力を発信することがあります。
列車名の『銀河』には魅力的な沿線地域を結ぶ列車という願いも込められており、地域住民と共に旅を盛り上げてくれるのです。

 

列車は車両基地のある西出雲駅に向かって回送されていきます。

 

そして今度は東京からの寝台特急サンライズ出雲がやってきました。

 

山陰の鉄道がこんなに色濃く面白くなるなんて本当にすごいことです。



新型ウイルスのこともあって日本旅行のツアーによる運行となったWEST EXPRESS銀河。
料金は26000円〜。みなさんも是非、夜の列車の新たな形を楽しんでみてください。
最後にもう一度、今回写真の提供やご協力いただいた、鉄道動画投稿者 西園寺さんにお礼申し上げます。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

次回
【最高の列車】WEST EXPRESS銀河の車内を探検する【W.Exp.銀河3】

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