札幌駅から新十津川駅まで延びる札沼線ですが、北海道医療大学駅から新十津川駅までは2020年5月6日に廃止されることが決定しています。
今回はその区間にあります秘境駅、豊ヶ岡駅をご紹介します。

列車は石狩月形駅を発車。
次は札沼線の秘境駅として知られる豊ヶ岡駅です。
田園地帯が広がっていましたが、線路のわきに木々が生えるようになりました。
豊ヶ岡駅で下車。
キハ40が音を立てて林の中へ消えていきます。
学園都市線の愛称がついている札沼線の豊ヶ岡駅、いったいどんな駅なんでしょうか?
それがこちら!
北海道によくある板張りホームです。
また、それだけでなくかなり傾いています。
奥の方はかなり沈んでしまっていました。
ホームを出たすぐには待合室があります。
このようなログハウス風でレトロな感じ。赤色のトタン屋根が印象的です。
駅名板は彫刻刀で掘った様です。
小学生の頃版画を作っていたなあという思い出がよみがえります。
新しく作られたのか、綺麗にされたのでしょうか?
また、駅ノートやパンフレットのようなものがたくさん置かれていて退屈しません。
豊ヶ岡駅の近くの陸橋から撮った写真が数多く貼られていました。
雪の降る中を1両のキハ40がゆっくり走る様子が伝わってきます。
また、石狩月形駅で販売されている豊ヶ岡駅のわがまちご当地入場券の写真もその陸橋からの写真が選ばれています。
札沼線の中でも有名な撮影スポットになっていて、鉄道ファンが多く集まるそうです。
それではその陸橋へいってみることにしましょう。
すると、駅のすぐ近くはうっそうとした森のイメージが強かったのですが、少し外へ出るだけでこのような開けたところになります。
というのも森のように見えたのは鉄道林打からのようです。元々はこのような景色が広がる場所だったようですね。
駅名は豊ヶ『岡』駅なのですが、こちらの陸橋は豊ヶ『丘』陸橋でした。
まっすぐ進む線路とその両側に広がる鉄道林。
札幌の大都市を走る路線と同じとは思えない、自然に包まれた線路になっていて素敵な写真が撮影できそうですね。
これは…まあ、撮り鉄さんの仕業と言わざるを得ませんね…。
最近線路内に立ち入って撮影するなど、札沼線での迷惑行為も多く見られるようです。
絶対に止めましょうね!
この日は雨が降っていたので待合室の壁が湿っていて、なんだか暗い雰囲気が漂っています。
それでは石狩月形駅へ戻り、折り返し新十津川へ向かいましょう!